京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

達人伝~9万里を風に乗り~、15巻、16巻、17巻を読む、范雎について

 「達人伝~9万里を風に乗り~」の15巻、16巻、17巻をネットカフェで読みました。
 達人伝は、いま僕が一番好きな漫画といってもいいんですが・・・なら単行本を買えよという話ですが、いつでも読みたいってわけじゃないので、僕は本も漫画も結構基本的に読みたくなったらネットカフェや図書館利用派です・・・。
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 さて、今回は白起による長平の戦い、40万人生き埋めとその後ですね。白起の鬼のような大活躍と、対する趙括が主軸の物語です。15巻の表紙はなんと趙括!!
 40万の生き埋めをどうやってやったのか?王欣太先生は、生き埋めはその後の兵糧のことだけでなく、衛生問題なども見越しての白起の策という描き方です。40万という人数は定かではないですが、おそらくここで白起・秦による趙軍の大敗北と大掛かりな生き埋めがあったことは間違いないでしょう。関係ないけど、虐殺の歴史は2000年を超えて語り継がれます。たかだか100年で忘れろなんて言えないですよ。
 実は個人的には范雎(はんしょ)がわりと好きなキャラクターです。前線にたたずに官僚として暗躍する有能な人間って一面ではこういうセコいタイプの人もいるのではないかと思います。徹底した単純な王の補佐ではないんですよ、保身的感覚があってこそ内政で生き残れる。虎の威を借りる狐でありつつも相当に有能、そして小心者。有能なんですよ范雎は。おまけにセコイわりに意外と常識人でもある。単純な保身だけの人物でもないと思う。
 キングダム読んで面白いなと思っている人はぜひ達人伝も読んでほしい!!