最後はなんだかんだで大団円でしたね。
楽しみに連載を読んでいた作品がまた一つ終わってしまって残念です。
ぼくとしてはこのがんぼシリーズ、所長の最後が好きでした。因果応報というか、所長の人生の切なさもあったし。まわりまわってこうなるということもよかった。権力とも暴力団ともつながるフィクサーとして生きるというのはやはり、人の人生を踏み台にして、ヤクザの親分よりもよほど悪いことをやっていくからこそ勝ち得る地位ではあると思うし。
そういう意味で、この悪の世界を渡り歩いていく若者たちの未来が明るく示唆されただけでのエンディングはせっかく積み上げてきたこの漫画の世界観から言うと個人的にはちょっと残念だったかな。
ただがんぼシリーズ、マンガとしては良作です。読んでない人には絶対読んでほしい作品ではあります。事件屋が市会議員になるとか・・・地方都市では、わりとホントにありそうです。