(写真はたこ焼きとウーロン茶(笑))
ビックコミックで連載されている、バディドッグ(細野不二彦)、実は連載開始からずっと読んでいます。細野不二彦さんは有名漫画家ですが、僕はギャラリーフェイク、電波の城の二つだけしか読んだことがない。二つともストーリーは好きで面白かったなぁという印象をもっています。絵は個人の好みの問題だけど線が細くて少し苦手です。キン肉マンや北斗の拳などのジャンプ漫画で少年時代を過ごしたものから見るとちょっと上品すぎるという印象です。まぁよくも悪くも自分がまだあの頃のジャンプの支配下にあるっていうことかな(笑)。
なんか、今週号で急速に面白くなって引き込まれてしましました。(以下、ちょっとしたネタバレあり)
展開としては、いま人工知能ロボットが感情を獲得して言っている過程で、今回は「疎外感」というおよそロボットが獲得するのは困難だと思われる感情をいとも簡単にバディ(AI)は獲得するわけですが、僕がすごいなと思ったは、思春期の少女が理由も告げられないままとらされた行為と、そのことにより様々な感情があふれ出すシーンを1話でスピーディーにやってしまったことの細野不二彦さんの展開センスです。これにより少女の相沢家の訪問というイベントが単なるバディの感情獲得イベントでなく、この漫画のストーリーにつながるイベントであることにもなり、大変重要な回になりました。読者の僕はこの主人公の娘の友人が主人公の家にしばらく泊まるというイベントをあまり話の本筋にかかわる大事なイベントとは思わず読まされていただけに、これはよい意味で裏切られました、漫画としてなかなか見事です。この回をもって、いままで半ばだらだら読んできたバディドックへの見方が変わりました。今後はしっかり読みたい漫画に僕の中で変化。面白い漫画が増えるとやっぱりうれしいです!!