HEAT-灼熱-(作:武論尊 画:池上遼一)読んでます。池上遼一先生の漫画では、「傷追い人」「クライングフリーマン」は昔熱心に読んだなぁ。やっぱり、絵がうまい、カッコいい。武論尊先生はみんな大好き「北斗の拳」ですよね、僕も繰り返し読んだ漫画です。
そして「HEAT-灼熱-」、現在ビックコミックスペリオールで連載。いつも読んでます。まぁこのコンビの漫画週間連載されてたら当然読みますよ。読まないわけがない!!
で、今週の展開なんですが、なんとですね。アメリカの軍隊の上に君臨するとんでも支配層人物の登場です。しかもアメリカの軍隊は大統領の上の存在という設定だから、超法規的存在、超絶権力者、範馬勇次郎クラスです。
最高権力者なんだけどとくに肩書はないみたいです・・・なんとか委員会議長みたいな肩書はもってそうなもんだけど・・・。それにしても池上先生は絵がほんと魅力的。
そのジョージなる人物が。
この人。
ちょ・・・いや、いくらなんでも、おかしいでしょ。バットマンの人形もってジョーカーメイクの人って。こんなんお茶吹くわ。
しかもアメリカ軍を統括しているのに、御所が子ども頃の遊び場。普通に考えたらアメリカのスーパーエスタブリッシュメントにとって京都御所とかマジでどうでもいいと思います。まず子どもの頃に日本で暮らしている可能性が絶対にゼロに近い。イギリスで教育を受けてるならあり得ますが・・・。そして生まれつきそんなお偉い支配層が、こんなジョーカーメイクをしたら・・・。
最近思うのですが、この漫画だけに限らず日本人の日本人好き、みんなが日本を中心だと思っている、その勘違いにはちょっとなんか僕には恐ろしいものがあります。この漫画のこのシーンも日本が中心で、アメリカが一番意識している国という前提があるからでてくると思うんですが・・・アメリカがいま意識しているのは、中国だし、ヨーロッパだし、日本のことは相当下なのは絶対に間違いないんじゃないでしょうか?そんなことを読みながら思いました。
この漫画もはっきりってむちゃくちゃ日本人にとって都合のよい「日本人論」が語られています。
Heat―灼熱 コミック 全17巻完結セット (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 池上遼一,武論尊
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/08/30
- メディア: コミック
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