京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

アマプラで映画視聴66「プレステージ」、またもクリストファー・ノーラン監督作品。

アマゾンプライムでの映画視聴

66作品目は…「プレステージ」です。

 

クリストファー・ノーラン監督作品。前回見たクリストファー・ノーラン監督作品のメメントはイマイチでしたが、これは如何に?実は、バットマン・ビギンズも、ダークナイトも見てるので、クリストファー・ノーラン監督先品は4作品目ですね、そう考えると、けっこうみてるかな。ノーラン監督の作品を時系列でみると、バットマン・ビギンズダークナイトという二つのバットマン作品の間に、このプレステージを撮っています。

物語は…アマゾンプライムより↓

19世紀末のロンドン。若き奇術師アンジャーとボーデンは、中堅どころの奇術師ミルトンの元で修行をしていた。しかしある日、アンジャーの妻で助手のジュリアが水中脱出に失敗し死亡。事故の原因はボーデンの結んだロープが外れなかったことだった。これを機にアンジャーは復讐鬼へと変貌し、2人は血を流す争いを繰り返すことになる。

という感じで、ロンドンでの二人の奇術師をめぐるお話です。かなりおもしろかった。

それにしても、産業革命以降、第一次世界大戦くらいまでのロンドンの雰囲気って映画になりますね。世界の中心になり、街には活気があふれ、格差はひろがり、人々は享楽を求める。にもかかわらず、20年代の黄金期のアメリカや、ローマの時代と違って、いつも曇っていて、霧のために薄暗。この時代のイギリスをテーマにした映画の雰囲気が好きです…。

この映画はネタバレしてしまうと面白くないのでぜひ見てほしいです。奇術のトリックと映画ならではのトリック、2つのトリックが交差します。映画の焦点はやはり奇術というものに取り憑かれ、「狂って」いる人たちの生き方と、彼らを狂わせる大衆の意識を描いているとも言えます。この映画で垣間見える奇術側のトリックの世界(おそらく事実だと思う)ってすごいですね。大衆は舞台の上、見えることだけしかみないから、舞台の外の見えないところで行われていることは、知らないわけです…。そして、奇術師がその種を絶対に明かさないのもよくわかる。見えない部分には犠牲がつきものだからです。しかし、大衆は見えない部分は見ないのに、見える部分での過激さを求めていくのです。享楽的な娯楽の果てにいきつくものもまた破滅なのかもなぁと。

まぁ普通の人が普通にやるお楽しみの手品には全然関係ない世界です(笑)。それにしても手品セットで安くなりましたね。