京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

アマプラで映画視聴85「KCIA 南山の部長たち」、rating6/10

アマプラで映画視聴85作目は韓国映画の「KCIA 南山の部長たち」でした。

1979年10月26日、大韓民国大統領直属の諜報機関である中央情報部(通称:KCIA)部長キム・ギュピョンが大統領を射殺した。大統領に次ぐ強大な権力と情報を握っていたとも言われるKCIAのトップがなぜ?さかのぼること40日前、KCIA元部長パク・ヨンガクが亡命先であるアメリカの下院議会聴聞会で韓国大統領の腐敗を告発する証言を行った。激怒した大統領に事態の収拾を命じられたキム部長は…。

(Amazonprimeから引用)

韓国の朴軍事独裁政権と彼の暗殺をしたKCIAの部長を描いた映画です。起こった出来事という意味で大きな線は事実という映画なので軽く現代史を知るにもよいと思います。ただ映画は主人公たちの名前はすべてオリジナルですので、登場人物だちの性格など基本的な中身はフィクション性を持たせています。映画としては面白い中身でしたが、主人公たちの描き方が少々ステレオタイプで薄っぺらい気がしました。なので、独断と偏見によるレーティングは6/10です。

韓国の1979年の朴正煕暗殺事件というのは、正直僕の世代ではあまり記憶はありません、そのとき生まれてはいましたが…。ただ朴正煕の娘が前の前の韓国の大統領の朴槿恵です。そして、この軍事独裁政権と親しかった日本の政治家と言えば銃撃で倒れた安倍晋三氏の祖父の岸信介です。日韓の戦前とつながっている戦後の闇の部分ということを少し考えてしまう映画でした。

期せずしてこの映画をみた日は、元首相の国葬義の日ではありました。「国葬義」と称して、国民の中に意見の大きな分断を招く行事を強行するのは、国民を代表する政府の施策としは愚なるものでした。凶弾に倒れた故人を静かに送るという趣旨からもっとも外れたことをやったのは政府なのだと僕は感じています。