アマプラで映画視聴218作品目はフランス映画の「落下の解剖学」でした。個人的レーティングは9/10です。法廷ドラマ映画の傑作作品。文句なしに面白かったです。
人里離れた雪山の山荘で、男が転落死した。はじめは事故と思われたが、次第にベストセラー作家である妻サンドラに殺人容疑が向けられる。現場に居合わせたのは、視覚障がいのある11歳の息子だけ。証人や検事により、夫婦の秘密や嘘が暴露され、登場人物の数だけ<真実>が現れるが―。ギャガ株式会社
ここんとこホラーばかりみてたので、ちょっと今月は方向性かえていくかも。ということで「落下の解剖学」です。間違いなく面白い、サスペンスというよりは、社会派ドラマです。屋根から落ちて突然死した夫をめぐっての裁判もの。真犯人は誰?みたいなサスペンスのつもりで見はじめたのですが、そこが本筋のテーマではなく、事件をきっかけに次々と明かされる夫婦の秘密、必然的に暴かれるプライバシー、マスコミの好機の目、そんななかで揺れ動く主人公と子どもの心。法廷では事実よりも、どう見られるか、どう判断されるかが徹底的に重視され、視聴者もふくめてそこに翻弄されていく…うーむ、とてもいい大人向きの映画です。これは欧州の中でもいかにもフランスって感じです。個人的には弁護士役のスワン・アルローがホントにむちゃくちゃカッコよくて好きです。
以下、ネタバレあり。
結局この妻が犯人かどうかはわかりません。映画を通じてこの妻が不倫していたこと、喧嘩になったら夫を殴っていたこと、など隠していた夫婦の秘密が次々と暴露されこの人は犯人ではという気持ちを視聴者に思わせていき、そのまま終わりますが、これこそまさにこの映画の仕掛けで、視聴者に問うていることのように思います。そうしたことを取捨して、事実と残されている証拠からだけ考えれば、この人は犯人ではないでしょう。手すりの高さ、被害者との体格差の問題や、凶器がみつかってないことなどは重要だと思っています。それでも見ている方は検察の語るストーリーにはまっていく。この映画のテーマはやはり深いです。XIAOMIのモバイルバッテリー安すぎやろ…
