アマプラで映画視聴229作品目は「ディア・ピョンヤン」でした。個人的レーティングは8.5/10です。「来る」がイマイチすぎたので、真面目にいい映画みようと思って選びました。結論は最高レベルに中身のあるドキュメンタリーでした。
最も理解しがたい最愛の父と私の10年間。「父ちゃんの映画作ってんねん」「アホちゃうか!」愉快で壮絶な父娘のバトルに世界中が泣いて笑った。朝鮮総連の幹部である実父を愛ある視点で追い続けたヤンヨンヒの原点にして大傑作!(C)PLACE TO BE, Yang Yonghi
自分は歴史を全然知らないなぁと、映画みながらしみじみと感じていました。韓国と北朝鮮という分断国家の影響が、在日韓国・朝鮮人の人たちの生活にここまで影響を与えていることも知りませんでした。在日朝鮮人であることを選択した人の多くが実は南の韓国側出身者であることも…その後北朝鮮に「帰国」していった人たちも北朝鮮とはゆかりのない人がほとんどだということも。もともとは日本が朝鮮を植民地化して、支配していたことから悲劇は生まれています。監督のヤンヨンヒさんは、朝鮮総連の活動家で息子三人を北に送った父母のもとで育てられた一人娘、子どもたちの中で監督だけが北に送られていません。国家に翻弄されつつも、イデオロギーを信じて生きる両親。その実、家族や親せき、まわりの仲間のために自らのことは後回しにする、監督にとって自慢の優しい父母でもある。実にみごとにイデオロギーと暮らしをドキュメンタリーとして描いている。この映画をみて感想は人それぞれ本当に様々なものだと思います。そしてまさにそれこそが優れたドキュメンタリーでもある。ヤンヨンヒさんの映画は全然知らなかったのですが、アマゾンプライムで見れるものは全部見ます。間違いなく、見ておいて方がいい映画の一つです。
XIAOMIのモバイルバッテリーはよいですね。旅行用に買うつもり。