アマプラで映画視聴242作品目は「ソフト/クワイエット」でした。個人的レーティングは6.5です。長回しのワンショット映像の体感効果は大きいですね。正直見ていてグロくないのに怖い…。
白人至上主義グループ「アーリア人団結をめざす娘たち」を結成した幼稚園の教師エミリーたち女性6人が、教会で会合を開催。有色人種や移民を嫌う彼女たちは、日頃の不満や過激な思想をぶちまけて盛り上がる。やがて、エミリー宅での二次会に移る途中、立ち寄った食料品店でアジア系の姉妹と激しく口論に。怒り心頭の6人は、悪戯半分で姉妹の家を荒らしに行くが、それは、取り返しのつかないおぞましい犯罪の始まりだった…。(c) 2022 BLUMHOUSE PRODUCTIONS, LLC. All Rights Reserved.
とにかく白人至上主義、人種差別者たちのエスカレートさせていく様が酷い内容の作品に仕上がっています。その酷さをワンショットで追いかけていくため視聴者は何も発言せず彼らについていく、そのことで「仲間」みたいな位置におかれ、余計に怖さが増幅という仕掛け。人種差別の本質についてはよく表しているとおもいます。人種差別を軸にした集まり、ちょっとした悪ふざけのお茶会の延長線上がエスカレートしていき、途中でアジア系の人間にいちゃもんをつけ、許せなくなり…そのまま家に乗り込んで…差別主義者がいたずらのつもりではじめたことが重大犯罪につながり取り返しがつかなる…けっこうリアルです。そして妻にしたがって犯罪に加担する主体性のない男。アメリカは建国した「白人」のものという意識は今も根強いんでしょうが、白人がネイティブアメリカンからすべてを奪った暴力と略奪の大地みたいな国ですからね…。そもそも土地なんて、自分が住んだり、耕したりしているところ以外は、もともと誰のモノでもないと考えるのが普通じゃないのかって僕は思ってます。必要としている人に与えるものが土地なんじゃないのかな。ただ差別主義の根は万国共通の面もあり、日本人も同じです。映画としては視聴者に差別主義者の愚かさをみせつけることには成功しています。面白いか?と聞かれると微妙…。

