アマプラで映画視聴242作品目は「PIG/ピッグ」でした。個人的レーティングは7.5です。豚と暮らすニコラスケイジの話です。
オレゴン州の山奥で隠遁生活を送る男ロブ。可愛がっている豚と共に森の中でトリュフを採取し、それをバイヤーの青年アミールに売ることで生計を立てている。しかしある日、家に押し入った何者かに大切な豚をさらわれてしまう。ロブはアミールと共にポートランドへ向かい、かつての知人たちの元を訪ねて愛豚に関する手がかりを集める。やがて事件の背後にアミールの父がいることが分かり、アミールと仲たがいするのだが…。2020 Copyright (c) AI Film Entertainment, LLC
山の中の小屋で隠居してトリフュをほって仙人みたいな生活しているおじさんは実は伝説のシェフで、すこし過去があって今は山にいる…という話です。そのおじさんをニコラスケイジが好演。なんかよくわからないけど、この人この役はノリノリなんだろうなっていう雰囲気は伝わってきます。ちなみにかつて数カ月で首にした弟子が予約のとれないレストランを経営。そこでだされているメニューはまさに「ザ・メニュー」で揶揄されたようなブルジョア向けの蘊蓄だらけのクソ料理でした。
このブルジョア向けの超高級な料理のシェフのおっさんはかつてはパブがやりたいという夢を持っていたこともニコラス扮する伝説のシェフは覚えています。奪われた豚を取り戻すために、捨てたはずの過去が蘇ってくる。よくわからないけどニコラスさんは愛していた妻がなくなったことがきっかけみたい…人間やっぱり自分の本当にやりたいことにむきあってこそ前向きに生きていけるみたいな人間賛歌にはなっています。いろいろありつつも最後は前向きな気持ちになれる映画になっています。よくわからないことも多いままですが、励まされる内容です。