アマプラで映画視聴288作品目は「テルマ&ルイーズ」でした。個人的レーティングは9.5です。1991年の作品ですが、最高レベルの傑作映画で、今まで見ていなかったことを恥じるほどでした。
ドライブ旅行へ出かけた平凡な主婦のテルマとダイナーの中年ウェイトレス・ルイーズ。だが、途中のバーでレイプされそうになったテルマを救うため、ルイーズは男を射殺してしまう! 二人の旅は一変して悪夢のような展開に──! 若い男を道連れにしたり、逃亡資金を工面する日々を過ごすが、警察の追跡は次第に激しくなる……!
「パリ、テキサス」などもそうなんですが、この時代のロードムービーには特別な魅力を感じます。携帯電話はあるものの、インターネットがまだ普及していなかった時代、旅をしながら何かを探すことには深い意味があるような思い。バカでかいフォード・サンダーバードに乗って走るテルマとルイーズは、まさにカッコいいアメリカそのものでもある。グランドキャニオンをはじめとするアメリカの広大さと美しさ、二人の姿とあわせて画面からずっと目を離すことができない。アメリカはやはり大きな国です。ロードムービーが成立する背景があります。
この映画は、フェミニズムや女性解放を真正面からテーマにしています。日本では男女雇用機会均等法が1985年に成立しましたが、女性や虐げられる人々にとって、今よりも圧倒的に抑圧的な世界でした。しかし、解放への方向性は明確で、多くの人が現実とのジレンマに悩みながらも、解放される未来を信じていたと思います。そんな時代の雰囲気が、今見るととても伝わってきます。
90年代当時の日本は、痴漢などもまだ普通に許容されるような雰囲気がありました。男性の部屋に行って女性がレイプされても、それがレイプとみなされないような時代でした。テルマは超抑圧的で傲慢な夫の元で暮らす主婦、ルイーズはウェイトレスです。二人のちょっとした旅行は、バーでテルマをレイプしようとした男をルイーズが射殺したことにより、最悪な逃避行に変わります。二人の行く末を、追跡する刑事の視点も交えながら描いていくのですが…予測不能な展開からも目が離せません。
テルマとルイーズの選択は、観る者に強烈な印象を残します。もしまだ観ていない人がいるなら、ぜひ見てほしい。私たちはもう戻ることなどできないと思います。あらゆるバックラッシュと戦う必要がある。
↓これ買いました。この価格帯で完璧な完全ワイヤレスイヤホンでした
