京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

映画視聴293作品目「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」(8.5)、トランプとメンター

アマプラで映画視聴293作品目は「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」でした。個人的レーティングは8.5です。トランプと言う人間を考える上で恐らく必見の映画です。

20代のドナルド・トランプは、不動産業を営む父の会社が政府に訴えられ、破産寸前まで追い込まれていた。そんな中、トランプは政財界が集まる高級クラブで、悪名高き辣腕弁護士ロイ・コーンと出会う。大物顧客を抱え、勝つためには人の道に外れた手段を平気で選ぶ冷酷な男だ。そんなコーンがトランプを気に入り、〈勝つための3つのルール〉を伝授し服装から立ち居振る舞いまで洗練された人物へと仕立てあげる。やがてトランプはいくつもの大事業を成功させていくのだが、コーンさえ思いもよらない怪物へと変貌していく……。© 2024 APPRENTICE PRODUCTIONS ONTARIO INC. / PROFILE PRODUCTIONS 2 APS / TAILORED FILMS LTD. All Rights Reserved.

 

本映画は、ドナルド・トランプの人格形成に決定的な影響を与えた弁護士ロイ・コーンとの関係を描いた伝記ドラマです。20代のトランプが父の不動産会社の危機をきっかけにコーンと出会い、「勝つためのルール」を学びながら「怪物」へ変貌する過程を、大胆な脚色も交えつつ描いています。

 

  1. アメリカン・サクセス」の暗部
    コーンの指導下でトランプが体得した「手段を選ばない勝ち方」は、アメリカ社会の一面を象徴していると感じました。違法な裁判戦略や政治的ロビー活動が「成功」として称賛される土壌は、トランプ大統領誕生の背景とも言えるということがはじめてわかりました。アメリカン・ドリームの虚構を感じます。

  2. 価値観の文化的隔たり
    アメリカ人観客の多くはトランプの手法に違和感を覚える一方、アメリカ国内では彼を「努力で頂点に立った英雄」と見る層が存在するのではないでしょうか?これは、超個人主義の文化が背景にあるのでは?と考えています。非アメリカ、とくに日本人には受け入れがたい感覚のように思います。

  3. メディア・ポピュリズムの予兆
    作中でコーンはトランプにとにかく派手なパフォーマンスで注目を集めろという戦略を教えています。後のSNS政治やポピュリズムを先取りした描写でもあるように思います。現在の政治風土を考える上で非常に示唆に富んだ中身となっています。