Amazon Primeで映画視聴も305作品目。今回は「教皇選挙」——個人的な評価は9/10。アマゾンプライム来たから速攻視聴。結論、アマゾンプライム入っててよかった、これがすぐ見れるなんてラッキーです。
全世界に14億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派・カトリック教会。その最高指導者にして、バチカン市国の元首であるローマ教皇が、死去した。悲しみに暮れる暇もなく、ローレンス枢機卿(レイフ・ファインズ)は新教皇を決める教皇選挙<コンクラーベ>を執り仕切ることに。世界各国から100人を超える強力な候補者たちが集まり、システィーナ礼拝堂の扉の向こうで極秘の投票が始まった。票が割れるなか、舞台裏で蠢く陰謀、差別、スキャンダルの数々にローレンスの苦悩は深まっていく。そして新教皇誕生を目前に、厳戒態勢下のバチカンを揺るがす大事件が勃発するのだった――。© 2024 Conclave
みんな大好きコンクラーベ。といいつつもスタンダールの「赤と黒」と競走馬「コンクラーベ」くらいしか知らなかった私ですが、映画『教皇選挙』ではこのコンクラーベの世界を正面から、しかもストーリ性でも、ビジュアルの面でも、音楽でも、エンターテイメント要素満載で描きます。偶然にも公開直前に起きた現実の教皇逝去で注目を集めましたが、この作品は時事効果を超えて100%の名作映画で必見です。
リベラル派と中間派(スキャンダル・汚職含み)、保守派のおじさん枢機卿たちの対立は、権力闘争ではありますが、それは単純な権力闘争でもありません、ここは大事。どれだけ腐っても枢機卿は神に仕える身なのです。煙突から白煙が上がるまでの緊迫したプロセスを描く中で、それぞれが「神への奉仕」という共通の基盤を持っていることが描き出されます。特に改革派枢機卿たちの真面目さは印象に残る映画でした。
この映画を通じて感じたのは、信仰(=思想の拠り所)の重要性です。明治以降の日本が「天皇」を、戦後が「憲法三原則」(国民主権、基本的人権の尊重、平和主義)を精神的支柱としたように、社会(国家・集団)には何らかの「思想」が必要ではないでしょうか。それが宗教であれなんであれ、その軸が曖昧になった時に社会は大きな混乱に向かう、僕はそう感じています、そしてそれが、今の世界であり日本であるようにも思っています――映画はそんな警鐘を鳴らしているように感じました。
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