Amazon Prime映画視聴329作品目は『スマイル』——評価は 6/10。ホラーとして全てが普通でした。
患者の身に起きた怪奇で衝撃的な事件の目撃者となった、医師のローズ・コッター(ソシー・ベーコン)。その日を境に彼女の身の回りで、説明不可能な恐ろしい出来事が次々と起こり始める。底知れぬ恐怖が次第に彼女の生活をむしばんでいく中、ローズは突き付けられた恐ろしい現実から逃れるため、過去の問題に向き合う。
なんというか、ホラーとしてめっちゃ怖く仕上げよう、仕上げようとしているのが全般的に伝わってくるという全てが普通のホラー映画でした。音楽の使い方、静から動の緩急、人の表情、グロ描写、得体のしれない存在、その全部が怖がらせるためにという意識が見えてつくられているので、逆に予想の範囲を超えないというか・・・。以下、ネタバレありですが、この映画楽しみにしている人以外は普通に読んでもらえれば。
面白かったのは、この連続自殺の「謎」の存在が、主人公のトラウマがつくりだしている妄想ではないか?っていうことを視聴者が思っているからだと思うのです。だから主人公がトラウマを乗り越えたあと、納得のいく答えが映画として得られるだろうという期待値を多分ずっと持ちながらみることになります。ところが、最後の最後に結局は「霊」的な存在の仕業ってことになります。そしてこの「霊」の前には深いトラウマなんかいらないのです。この「霊」にとりつかれたら最後、もう逃れることはできません。だったら、主人公の努力なんやったん。ホントにかわいそう。逆に言うと、主人公の場合はそもそも精神疾患を疑われる環境があるから、周囲もおかしいとはならんけど、これまで周辺で19人も死んでいるんやから、その中には精神疾患と無縁の人も多数いたはずで、どっかでこれはおかしいとなると思う・・・。と愚痴を書きましたが王道ホラーだと思います。
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