京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

映画視聴338作品目「アンダードッグ」(8.5)、人はみな負け犬の物語が好き。

Amazon Prime映画視聴338作品目は『アンダードッグ』でした。——評価は 8.5/10。正直、最高でしたね

ボクシング日本タイトルマッチから7年。過去の栄光にしがみつく晃(森山未來)は、“かませ犬”としてリングに立ち続けていた。次の対戦相手は、親の七光りと揶揄される芸人の宮木(勝地涼)。晃はこの試合で、主催の番組側から八百長まがいの指示を受ける…。一方、度々晃に会い来る謎の青年・龍太(北村匠海)は、プロボクサーとしての道を歩み出していた。(C)2020「アンダードッグ」製作委員会

 

前編・後編あわせて 4時間の映画ですが、面白かったです。人はみな負け犬の物語が好きです。そして負け犬が再び立ち上がる話はもっと好き。

ストーリーは、かつて日本チャンプにまで手がかかったが、今はすっかり落ちぶれている、目的も失いながら現役にしがみついているボクサー晃。そしてなぜか彼に絡んでくる若く才能あふれるボクサーの龍太を軸にした物語です。前編はそこにテレビ番組のためにボクシングをはじめる売れないお笑い芸人の宮木の話が絡みます。前編、後編あわせてかなり面白くて引き込まれる映画でした。映像も、演技も、音楽も全部よかったですね。みんなが何かを抱えながら、なれないかもしれないけれど、何者かになろうともがいている。そして失敗した人生からの再起をかけてひたむきに生きている。

映画は主人公の森山未來さんの存在感を徹底して重視していることが魅力を大きくしていると感じました。演出は基本森山未來さんを軸に描き他者との関係でも森山さんの演技を浮かびあがらせる構図にしているようにみました。3人の物語でもあるのですが、あくまで軸は森山未來さん演じるベテランボクサーです。この演出があるからこそ龍太(北村匠海)がただのイケメンという演技の感じにはならないんだと感じます(実際イケメンな上に身体も仕上がっていて完璧だけど…)。そして、圧倒的にストイックに体を仕上げてくる森山未來はすごい。

それにしてもなんだかんだいってもみんな晃が好きです。結局のところ、みんなに好かれて応援されてしまう晃はその点において圧倒的なボクシングのカリスマ性が実はある。みんなが自分の思いを晃に託している。ボクシングはやっぱりアンダードックの物語こそ王道です。あしたのジョー、ロッキー、どついたるねん…ボクシングって強すぎる井上尚弥的な主人公では映画にはならないという不思議なスポーツだと思う。

 

🔊 映画鑑賞におすすめ!
ワイヤレスイヤホン、最近は完全にHUWEIがいい↓