京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

映画視聴361作品目「八つ墓村(1996)」(7)、トヨエツとか、みんな若いな…

Amazon Prime映画視聴361作品目は『八つ墓村(1996)』でした。——評価は 7/10。1996年作品、豊川悦司、浅野ゆう子、萬田久子…みんな若い!

市川崑が金田一耕助に豊川悦司を迎え、装いも新たに放つミステリー大作。落武者の祟りに呪われた"八つ墓村"で次々に起こる連続殺人事件の謎を解く金田一の活躍を描く。戦国時代、懸賞金に目が眩んだ村人が8人の落武者を惨殺したことから、その落武者の祟りが言い伝えられる八つ墓村。時は戦後。神戸で会社員として平凡に暮らす寺田辰弥のもとに、八つ墓村から辰弥の祖父と名乗る男・丑松が訪ねてくる。その日から、辰弥のまわりで次々と猟奇的な殺人事件が起きる・・・。(C)1996 東宝・フジテレビ・KADOKAWA

 

まず驚くのが、キャスト陣の若さ!トヨエツの金田一はもちろん、浅野ゆう子さんや萬田久子さんなど、今なお活躍される皆さんの瑞々しい(そして妖艶な)姿を拝めるので、一見の価値があります。

物語は、神戸で平凡な労働者として暮らしていた辰弥のもとに、祖父を名乗る老人・丑松が訪ねてくるところから動き出します。同時に、辰弥の周囲で次々と発生する殺人事件……。市川崑監督らしいスタイリッシュな映像美の中で、凄惨な連続殺人の幕が上がります。

金田一シリーズ特有の「お約束」と、思わず漏れるツッコミ

ストーリーはまさに「これぞ金田一!」という王道スタイル。戦後間もない時期の独特な暗さと、閉鎖的な村社会における権力の歪みが、物語にねっとりとした感じを与えています。

ただ、どうしてもツッコミたくなるポイントばかり。

1. 金田一さん、いくらなんでも「手遅れ」では?
金田一耕助シリーズを観るたびに思うのですが、「犯人を見つけるまで時間かかりすぎじゃない?」という問題。今回も警察と協力(?)しながら動いてはいますが、どちらかがもう少し有能なら、被害を最小限に食い止められたはず。
解決した時には、すでに7人も死んでいる。さらに追い打ちで1人で結局8人死ぬ(笑)もはや解決というより「事後報告」に近いレベルで、被害者からすれば「遅すぎるわ!」とツッコミたくなること請け合いです。

2. 村一番の権力者とはいえ、その後の生活は……
以前の殺人は最終的に「呪い」や「狂気」が引き金となって村人を殺しまくってしまうわけですが、どれだけ村を牛耳る一族だとしても、あんな惨劇の後に平然と村に居座り続けるのは無理があるのでは?近所付き合いどころの騒ぎではありません。

金田一シリーズは、重厚なミステリーとして楽しむのはもちろんですが、こうした「お約束」の部分に心の中でツッコミを入れながら鑑賞するのが、正しい作法なのかもしれません(笑)。ドロドロした人間模様と、トヨエツ版金田一のどこか浮世離れした佇まいを楽しみたい方におすすめの一作です。

 

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