京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

『グッドネイバー』レビュー&要約:悪質系YouTuberへの風刺と、切なすぎるラスト

​​​Amazon Prime Videoでの映画鑑賞384品目は「グッドネイバー」でした。評価は 7/10です。

 

🎬 あらすじ

​YouTubeでバズることしか考えていない若者2人が、近所に住む偏屈で怪しげな一人暮らしの老人・ハロルドをターゲットに選ぶところから物語は始まります。

​彼らの目的は、老人の家に隠しカメラやドアが勝手に開く仕掛けを設置し、「家に幽霊がいる」と信じ込ませる悪質なイタズラ(検証動画)を隠し撮りして、ドキュメンタリー風の映像としてネットに公開すること。

​しかし、仕掛けたイタズラに対する老人の予想外なリアクションから、事態は思わぬ方向へと転がり始めていきます。

​💡 ココが見どころ!個人的な感想・考察

​​1. ホラーかと思いきや……現代のYouTube文化への真摯なメッセージ

​「怪しい隣人の家にカメラを仕掛ける」という設定から、実は最初はホラー映画かと思って観始めました。しかし、物語はわりと早い段階から過激な動画でバズることしか頭にない、現代の悪質YouTube文化に対する風刺とメッセージが込められたサスペンス映画だと気付かされます。一方で、単なる啓発ものにとどまらないサスペンス性ももたせています。

​※ここからネタバレを含みます

​2. 明かされる「逆恨み」と、老人の悲しい真実

​物語の後半にかけて明かされる事実が、最大のグラデーションであり見せ場です。

  • イタズラの裏にある動機:単なるノリやバズ目的の企画かと思いきや、実は主人公側の「個人的な逆恨み」から始まったイタズラであることが明らかになります。
  • 偏屈な老人の正体:近所から偏屈と思われていた老人は、実は「亡き妻を今でも深く愛し続けている心優しき老人」でした。
  • 重なる悲劇:主人公たちが仕掛けたイタズラの数々は、結果として老人の「亡き妻との切ない思い出」を揺さぶるものになってしまっていたのです。

​最終的にイタズラはあまりにも悲劇的なエンディングを迎えます。

 

​📝 編集後記・ひとりごと

​最近、映画鑑賞用のプライベートシアター環境を作りたいなと思い、VR/ARグラスの導入を検討中です……!

 

 

 

映画『異端者の家』ネタバレ感想|前半のインチキ宗教論争が秀逸!A24密室スリラー

​​Amazon Prime Videoでの映画鑑賞383品目は「異端者の家」でした。評価は 7/10。「いかにもA24ホラー」という空気感が漂う作品でした!

 

🎬 あらすじ

モルモン教の若き女性宣教師であるシスター・バーンズとシスター・パクストンのふたりは、信仰を広めるための戸別訪問中、小雨が降る中で一軒の民家を訪れる。

出迎えたのは、親切そうで知的な雰囲気を漂わせる中年男性、ミスター・リード(ヒュー・グラント)。「妻が手作りのパイを焼いているから」という言葉に安心し、ふたりは家の中へ足を踏み入れる。

しかし、温かい紅茶と会話でもてなされる中で、リードの投げかける問いは徐々に歪みを帯びていく。世界の宗教史や信仰の矛盾を突く彼の異様な講義に圧倒され、不穏な空気を感じ取ったふたりは帰宅を試みるが、すでに玄関の鍵は閉ざされていた。

逃げ場のない密室で、リードが彼女たちに突きつけたのは「信仰(BELIEVE)」と「不信仰(DISBELIEVE)」と書かれた2つのドア。命と信仰心を試す、恐ろしい試練の幕が上がる——。

 

💡 ココが見どころ!個人的な感想・考察

圧倒的な見どころである前半の会話劇から、一気に様相が変わる後半の展開でした。

1. 前半:知的(に見える)インチキ宗教論争が圧倒的に面白い!

真骨頂は、間違いなく前半パートの密室ディベートです。

おっさん(ミスター・リード)が振りかざす宗教論は、一見すると「徹底的に勉強した知識」のように見えますが、どこかネットで聞きかじったような底の浅さや、知的なマウントを取りたがっている感をわざと残したホントに絶妙な仕上がりになっています。一方で、若いシスターふたりは異様な圧迫感に怯えながらも、必死でその論争につきあわざるを得ない……。おっさんのマウントのウザさとうさん臭さと、このふたりの健気さと悲しさが緊迫感を生み出しており、引き込まれました。

※ここからネタバレを含みます

2. 後半:サイコホラーパートへの突入と、少し残念な展開

物語が後半に入ると、それまでの静かなディベートから一転してホラー・スリラー展開へと移行します。

このおっさんの正体は、筋金入りのサイコパス。新興宗教のシスターを言葉巧みに誘い込んでは捕らえ、家に閉じ込めて恐ろしい実験を行っていたのです。ここからは「サイコパスおじさん vs シスター」の直接的な対決・脱出劇が始まります。

ただ、前半の「言葉で追い詰められる恐怖」が素晴らしかった分、後半のホラーパートに入ると、ありきたりで雑な展開に落ち着いてしまった印象でした。

まとめ

前半の心理的な駆け引きのクオリティが高かっただけに後半の失速感は少し惜しいものの、「A24らしい癖のあるホラー」として見ごたえ十分ではありました。気になっている方はぜひチェックしてみてください!

 

 

​📝 編集後記・ひとりごと
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映画視聴382作品目「ロング・ウォーク」(7.5)、無慈悲なアメリカ資本主義って感じです。

​​Amazon Prime Videoでの映画鑑賞382品目は「ロング・ウォーク」でした。評価は 7.5/10。無慈悲なアメリカの資本主義へのメタファーですかね。

 

🎬 あらすじ
​独裁国家と化した近未来のアメリカ。ここでは毎年、選ばれた100人の少年たちが参加する極限の競技「ロング・ウォーク」が開催されていた。
​ルールは至ってシンプル。「時速4マイル(約6.4km)以上のペースで、ただひたすら歩き続けること」。
​途中で歩行速度が落ちたり立ち止まったりすると警告が与えられ、3回の警告を受けた者はその場で射殺される。休むことも、眠ることも許されない死の行進。最後の一人に残るまで終わらないこのレースで、少年たちは肉体と精神の限界に挑む。

 

💡 ココが見どころ!個人的な感想・考察
​「勝ち残れるのはたった一人」という絶対的なルールの下、本来であれば周囲は全員蹴落とすべき敵。しかし、ひたすら一緒に歩く中で彼らの間に友情と連帯感が芽生えていきます。一人また一人と脱落し、容赦なく命を奪われていく過酷すぎる現実。その理不尽さと悲壮感…次々と脱落者に死が突きつけられる中敵は誰一人おらず、全員で励まし合ってゴールを目指す姿に私たちは何を思うのか…。

ちなみに主人公の黒人の人はエイリアンロルムスでアンドロイドやってた人ですよね。印象的な役者さんだなぁと感じました。

※ここからネタバレを含みます
​この映画の本質は、ホラーではないなぁという印象です。独裁国家設定になってはいるものの、無慈悲な競争を強いる、アメリカ的「資本主義社会」のメタファーとして描かれているんじゃないかな?
​現代社会では「誰かの役に立っているか」「人間としてどうあるか」ではなく、「金を稼げるか」「市場で勝てるか」という本当は人間にとっては本質的ではない軸で人間の能力が値踏みされています。資本主義社会では、このレース同様、基準から外れた者は即座に「脱落者」の烙印を押されてしまう。とくに若者にとっては、脱落=即「死」はリアルであるとも言えます。
もちろん現実の社会では、レースから外れても物理的な死が待っているわけではありません。しかし、自己責任論が過剰に強調される現代において、金を稼ぐという「社会からの脱落」は精神的な死と同義であるという残酷なリアルを映し出しているように感じました。
作品全体を包む最も恐ろしい要素は、この残酷な行進が荒廃した国家における最大のエンターテインメントとして国民に消費されている点です。
​群がる観客たちは勝者を称える一方で、敗者が命を落とす瞬間を楽しんでいる――まさに古代ローマのコロッセウムを見せられているようなグロテスクさがあります。​スティーヴン・キング原作ならではの社会風刺が効いた、鑑賞後に余韻が残る名作でした。

 

​📝 編集後記・ひとりごと
​最近、映画鑑賞用のプライベートシアター環境を作りたいなと思い、VR/ARグラスの導入を検討中です……!

 

 

 

雨も降るし…朝モスでなんとかしのぐ…

雨も続いてますね。朝モスです。

モスバーガーも高いのでモーニングで食べてます。おいしい~

朝からゆっくりするのって大事ですね…なんだか忙しくて…少しゆっくりしたい。

 

映画視聴381作品目「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」(7)、理解できない

​Amazon Prime Videoでの映画鑑賞381品目は「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」でした。評価は 7/10。端的に言って、意味はわかりませんでした。

 

🎬 あらすじ
​地球連邦政府の深刻な腐敗に対し、反地球連邦組織「マフティー」のリーダーとしてテロ構造を指揮するハサウェイ・ノア。圧倒的な兵力と権力を握る連邦軍に対し、ハサウェイたちは自らの正義を掲げて抵抗を続けます。
​一方、彼らを追う連邦軍のケネス大佐もまた、実戦経験の乏しい部下たちを抱えながら過酷な指揮を執ることに。それぞれの思惑と政治の陰謀が複雑に絡み合うなか、戦局はさらに混迷を深めていきます。

 

​💡 ココが見どころ!個人的な感想・考察
​圧倒的な映像美と臨場感あふれる戦闘シーン
まず映像と音楽、そしてミリタリー感あふれる戦闘アクションのカッコよさは秀逸です!夜間戦闘や重厚なモビルスーツの挙動、緊張感を底上げしてくる音楽など、視覚・聴覚的な見応えは文句なしのクオリティでした。


​難解なストーリーとキャラクターの不透明さはイマイチ。一方で、前作同様に予備知識なしで観ると「物語の背景やキャラクターの行動原理は掴みにくい」と感じます。ハサウェイは私怨や葛藤=煩悩=性欲に振り回されながらも、なぜか組織のトップとして若いメンバーを従えている——この構図には感情移入しづらさしかないという感覚。こんな煩悩だらけのリーダーにはなかなかついていけないと思うけど…。

しかし、こうして感想を書きながら、この構造を別の視点から捉え直すと、リアルな人間模様として捉えられる気もしてきました。つまり​「連合赤軍」的なリアリティとしてのマフティー組織ではないか?という点です。彼ら若い構成員たちが未熟な正義感とプライドのまま革命ごっこに興じる集団だと捉えると、彼らの行動にも納得ができます。裏で糸を引く大人たちの思惑は別のところにあるのでしょうが、過激化する若者たちに、圧倒的なテロができてしまう武器と資金、が潤沢に供給されている状態——そう考えると、安易に感情移入できないのと同時にこの組織にもある種の必然性があるのだとも思えてきました。


​連邦軍側の余裕のなさが生むショボさ
同時に対する連邦軍側も、組織としての余裕は全くありません。ケネス自身は優れた現場指揮官ですが、政治家ではなく局面的・戦術的な対応に追われるばかり。大局的に見ればマフティーの動きはテロの域を出ないからこそ、本来なら連邦軍側に「もっと老獪で余裕のある政治的人物」がいてもおかしくないはずですが、そうした存在が欠けていることが痛々しさをより強調させています。

 

ギギについてはよくわかりません。予知能力を持つ男好きなんだということはわかりますが…​登場人物たちの青臭さや組織の歪さが特徴の映画です。


​📝 編集後記・ひとりごと
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映画視聴380作品目「ミステリー・アリーナ」(7)、配信向け唐沢寿明の独壇場コメディ!

​Amazon Prime Videoでの映画鑑賞380品目は「ミステリー・アリーナ」でした。評価は 7/ 10。端的に言って、唐沢寿明さんの映画です。

 

🎬 あらすじ

国民的人気推理番組『ミステリー・アリーナ』。出題される難解な本格ミステリードラマの映像に対し、スタジオに集まった回答者たちがリアルタイムで謎解きに挑む体験型エンターテインメント番組です。
​出題される事件のトリックを暴き、見事「真犯人」を言い当てることができるのか。回答者たちの白熱した推理合戦と、番組の裏で進行する思惑が交錯していきます。

​💡 ココが見どころ!個人的な感想・考察

まさに「唐沢寿明さんの独壇場」を楽しむ作品

本作の最大の魅力は、間違いなく唐沢寿明さんのコメディ演技でした。わかりやすい子供向けアニメに出てくるような、どこか憎めないコミカルな悪役を迫力をもって演ていて、振り切ったパフォーマンスは十分に楽しめます。

​芦田愛菜さんをはじめとする豪華な大御所キャストが集結していますが、全体として「アニメ的な世界観とテンションをそのまま実写に持ち込んだ」ような独特のノリが特徴です。ただ、唐沢さんのキャラクターがあまりに強烈なのと、他のキャストはこの世界観にそこまで乗れていない印象です。

 

配信の早さは驚き!ただし映画館向けかというと…

今年の5月に劇場公開されたばかりの作品ですが、すでにPrime Videoで配信されている展開の早さには驚かされました。たぶん売れなかったんでしょうね…

作品としては手軽に楽しめる良作ですが、わざわざ映画館で観るほどの大迫力や重厚さがあるか?と言われると、かなり物足りなさを感じる部分が否めません。良く言えば、自宅のリビングで気軽に鑑賞する配信スタイルにぴったりの映画です。

企画は斬新!だからこそ惜しい「ミステリーの精度」

「劇中ドラマのミステリーを観ながら、回答者が謎解きをしていく」という構造自体は非常にキャッチーで面白い試みでした。

​しかし、出題されるミステリー自体がホント荒唐無稽で、回答者たちの推理も明確な証拠がないまま「適当に勘で言っている」ように見えてしまう場面が目立ちます。観客側としてもどの推理に乗ればいいのか迷ってしまい、そこで没入感が削がれてしまったのが少し惜しいポイントでした。

 

​※ここからネタバレを含みます

【ネタバレ考察】本格ミステリーを期待すると肩透かし?構造上の限界

​実は、作中のミステリーや推理がどこか雑で適当に思えてしまうのは、「番組そのものが裏で仕組まれた仕掛けである」という物語上のカラクリが存在するためです。ストーリー上の展開としては致し方ない設定ではあります。

​ですが、もしベースとなる出題ミステリーがもっとロジカルな「本格派」であったなら、回答者同士の化かし合いや伏線回収がより際立ち、映画全体の完成度が一段上がったのではないかと感じさせる、非常にもったいない感じがしました。

 

​📝 編集後記・ひとりごと

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映画視聴379作品目「悪魔の口」(6)、伏線なし?ツッコミどころ満載のB級サメパニック

​​Amazon Prime Videoでの映画鑑賞379品目は「悪魔の口」でした。評価は 6/ 10。最後までなにかあるのかと思ってみていたのですが、何も裏はなかったです…。

 

 

 

 

🎬 あらすじ

 

​💡 ココが見どころ!個人的な感想・考察

​個人的に気になったポイントやツッコミどころを整理してご紹介します。

  • 冗長な序盤が活かされない人間関係 冒頭から約40分間、丁寧めにキャラクター同士の人間関係や人物描写が描かれます。しかし、長いけど浅い!その人間像が後半に活きてくるのは主人公だけ。「この時間をかけるなら、サクッとテンポよくサメとの戦いに突入してほしかった」マジで。また、弱々しすぎる男性キャラなど、意図がよくわからない設定もツマラナかった要因です。
  • 消えた伏線たち 「主人公の父親が昔、この悪魔の口で泳いだことがある」というエピソードが序盤にチラッと語られるのですが、これが後半の展開やサメの攻略に生かされることは一切ありません。なんやこれ…。
  • イライラ度MAXのラナ・コンドルと抜群の演技力 とにかく視聴者をイラつかせるワガママなキャラクターを演じたラナ・コンドル。彼女の演技力は抜群で作品を引っ張っています。一方、最初から最後まで反省や成長がなく、わがままな行動を貫くため、「一体なんだったんだ…」という気持ちに。でも演技はうまい!
  • パニック映画の「お約束」は完備 危険をいち早く察知して真っ先に逃げようとするガイドのおじさんがあっさりと殺されてしまうなど、B級パニックホラーらしい王道の展開はしっかり押さえられています。逆に言うと、それしかないです。

​※ここからネタバレを含みます

ひたすら襲われる単調さとB級映画としての割り切り

​結論から言うと、主人公以外の登場人物はほぼ全員サメに食われて全滅します。

​ストーリーの基本的な流れは、「ラナ・コンドル演じるキャラクターがワガママを発揮してミスを犯し、それが引き金となってサメが襲いかかり人が食われる」というループの繰り返しです。洞窟内という限られた空間で、冷酷に人間を襲うサメと冷静沈着に生き残ろうとする主人公の対比は見応えがあるものの、2時間近い尺の中で見どころが「サメの襲撃シーン」のみ。しかも画面が暗いのでよくわからない。ツッコミどころも含めて楽しめるB級映画好きにはおすすめの一作です。

​📝 編集後記・ひとりごと

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