京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

「日本のいちばん長い日」の雑感

Bungeling999

結局陸軍だけが上の決定にも従わない勝手な組織。阿南大臣の苦悩というこの推理にはリアリティ感じます。鈴木貫太郎はどんなかんじやったんかな。 #日本のいちばん長い日 
08-14 22:37

ジリ貧になる前に譲っておくことも大事。余力ある内の損切りは国家運営でも同じ。損切りは難しいんやけどね。  #日本のいちばん長い日 

08-14 22:49

しかしこういう自己保身と教条主義の人たちの暴走、ちっちゃい話ならどんな組織でもあるのね。 #日本のいちばん長い日
08-14 22:45

 「日本のいちばん長い日」をテレビで視聴しました。面白かったです。終戦天皇の「聖断」に至る過程を推理で埋めるドラマ。実際、自ら敗北を認め戦争を終わらせるには最後ギリギリのラインだったと思います。原爆投下そして、ソ連が参戦してきており、あのタイミングを逃すと逆にポツダム宣言受諾そのものが受け入れられない可能性すらあります。一方、あれより前に「聖断」ができなかったのか?と言われればその可能性もなかったわけではない。ドラマでも海軍を筆頭に陸軍以外の人たちはとにかく早く戦争を終わらせようという雰囲気がよくでているわけです。実際東京が空襲されている段階でよほどの馬鹿でなければ敗戦を覚悟するとは思えます。一方戦争の主力である陸軍は負けを認めず本土決戦、玉砕を譲らない。鈴木首相そのものが、阿南大臣を得るために陸軍の要求を全部飲んだあたりに雰囲気がよく出ていて、要は要求そのものが無意味だと半分わかっているわけです。そして要は陸軍をどう抑え込むかというところに皆が腐心している。その中にあって鈴木内閣は阿南陸相という稀有な存在をえたことが歴史の面白さですよね。類まれな真面目な人を手にしたことで、陸軍を抑え込むことには大きな力を得た。しかし、それでも宮城事件にまで至ってしまう・・・。歴史にもしはないとして、もし阿南でなければ陸軍のさらなる暴走もあり得たという現実、これは実感としてはよくわかります。暴走しだしたものは組織であれ、個人であれ、内的な力では破滅に至るまで止まることはできない、というのはよくある話だと思います。しかしまぁ、こうした破滅的自体において、阿南大臣のように責任を取るタイプが自決してしまい、結果としてゴミのような上司ばかりが生き残るっていう現実もよくありますよね。

 ともあれ、見てほしい作品です。