センゴク権兵衛が最終回。
足掛け17年ですが…長いです。
僕がこの漫画すごいと思って読み始めたのが10年くらい前かな…気づいたらネットカフェで一気読みでした。そのあとはヤンマガで連載を追う日々。日本の場合、戦国時代は比較的文献や手紙が今も残ってます。だから歴史創作が書きやすい面もある。
これは、ニュース記事ですが、仙石秀久に関連する手紙などがいまだに新資料として出てくるわけです。こういうことはよくある。歴史って後世からみるとき、文献や手紙がなければ人の動きはまったくわからない。もちろんそこに書いてあることが事実かは、わからないけど、少なくともリアルな人の存在と動きはそこに感じれれることになり、推測はひろがる。センゴク権兵衛は、文献や手紙をもとに、その推測をひろげて緻密に解釈をし考察された稀にみる傑作歴史マンガでした。
この漫画の創作・小説部分で僕が面白かったのは、権力者を仙石という側近の目から描いていったところ。織田信長、明智光秀、豊臣秀吉、そして徳川家康。権力の頂点にたっていった人物を、そこに到達することはない側近(仙石)の視点から描いていきました。だからこの漫画仙石秀久が主人公なんだけど、仙石秀久が中盤以降登場しない回もどんどん増えていきます(笑)。切腹級の大きな失敗を何度もしているにもかかわらず、しぶとく戦国時代を生き抜いた仙石秀久を主人公にしたからこそできる漫画だったと思います。
ところで、これでヤンマガで連載で読んでいる漫画がアンダーニンジャだけになってしまいました。
なにか、面白い漫画ないかなぁ?…ちょっと漫画ネタ続ける予定です。