bungeling999のブログ

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急に凄惨なストーリーのボクシング漫画連載が立て続けにはじまった件について考える

 タイトルの通り、ヤングジャンプビックコミックスペリオールでほぼ同時にはじまった二つのボクシング漫画が、2つとも主人公が凄惨な過去を糧にしながら、拳一つでそれを乗り越えていくというある種古典的なスポ根ものであり注目している。

 ひとつはヤングジャンプの先週号(4月17日)から連載がはじまった「リクドウ」である。

 「リクドウ」については、あらすじは公式ページによると

頼れるもののない過酷な境遇におかれる少年・リク。

借金取りの元ボクサー・所沢から教わった拳が、彼の人生を変えていく…!?

作者渾身の拳闘ストーリー!

 とあり、実際1話では、シャブ中の母親とその交際相手である暴力団の構成員から暴力を受けるリクが交際相手を鈍器で殴って殺害するというところからストーリーがはじまる。「軍鶏」を彷彿させる凄惨なスタートだ。

 もう一つはビックコミックスペリオールで連載がはじまっている雄飛(ゆうひ)である。

 これも公式ホームページからあらすじを引くと以下。

家族の愛に育まれ、

幸福に包まれていた少年の人生を、

第二次大戦が一転させた。

何もかも失った彼がすがったものは己の拳。

愛、憎しみ、正義、悪…すべてを内に秘め、

男は運命を切り開いていく!

 実際、主人公の悲惨な少年時代から話がはじまっている。これからさらに荒波が訪れそれを拳と勇気や根性を中心にしながら乗り切っていく雰囲気が伺える。

 ボクシング、あるいはスポーツ漫画には「ドラマ」が圧倒的に必要だが、それのみではやはりダメで、選手がそもそももっていた素質をきちんと理にかなった練習をして開花させる。技術で相手を倒していく、というディテールが大事だと思う。上記二つの漫画が、主人公の生い立ちや振りかかる困難といったドラマに重きが置きつつも、ボクシングそのものを面白く思えるような漫画になることを、ボクシング好きとしては期待したい。