京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

アマプラで映画視聴167「悪人伝」(7/10)、韓国のヤクザ映画のレベルは相当高い

アマプラで映画視聴167作品目は「悪人伝」でした。個人的レーティングは7/10です。韓国のヤクザ映画のレベルは相当高いと思います。日本のヤクザ映画は仁義なき戦い極道の妻たちくらいまではよかったけど、その後は続いてない気がします。アウトレイジは面白かったですが…あれヤクザ映画っていう枠より北野武枠な気もするし。

ある雨の夜、ヤクザの組長チャン・ドンスが、何者かにナイフで刺され重傷を負う事件が発生する。奇跡的に一命をとりとめた彼は、対立組織の犯行を疑い、手下を使って犯人探しに乗り出す。一方、荒くれ者の刑事チョンも事件の捜査を開始。この事件が連続無差別殺人鬼によるものだと確信し、手掛かりを求めてドンスに付きまとう。それぞれ自らの手で犯人を捕らえようとする2人だったが、やがて共闘して犯人を探すことを決意する。(c) 2019 KIWI MEDIA GROUP & B.A. ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED.

最初に実話をもとにしたフィクションというテロップがはいったので見終わったあとググってみたのですが「天安連鎖殺人事件」というのを下敷きにしているようです。ただ実話の部分というのは身代金誘拐事件の逮捕から連続殺人犯が明らかになる、という部分であって物語のストーリーは100%フィクションなので、これで実話をもとにしてというテロップいれるのはちょっとダメだとは思う(笑)。映画は冒頭にも書いたように文句なく面白いです。暴力シーンは多いですが、そこまで凄惨なシーンはないようになってますし。はみ出し刑事とヤクザの組み合わせもフィクションとしては楽しい。だんだん丸くなっていくチャン・ドンスにちょっとがっかりしてきたところで最後と、いう感じです。あと物語で語られるように現実のサイコパス殺人鬼は女性や子どもなど弱い人を狙いますが、この物語のサイコパス野郎はリアルに無差別です、かつ大胆不敵。このあたりはこの悪役のサイコパス殺人鬼を魅力的な存在にみせることにも成功しています。ヤクザ映画好きならみて損はないです。