「ミステリと言う勿れ」(田村由美)をたまたま手にとって読んでました。いや、ネットカフェのおすすめコーナー(この漫画がすごい2018)に並んでいたからなんですけどね・・・
実際に読みはじめて・・・いや知らなかったけど、この漫画すごい!!
これはすごい、読まなあかんやつや!!って感想。
どこか現実離れしたキャラクターたちによる会話、設定の強引さなんか、読んでたら全然気にならない、ちょっと圧巻なやりとり、会話が主人公とそのまわりの人物たちとによって繰り広げられます。
読んで数分ですが、ガーンとすごいのがどんどん来ます。一つはここ。
組織の中に巻き込まれそうになる女性、しかし彼女にむかって、彼女の自尊心と正義感を、矜持を持てと、とく主人公と若い女性刑事との会話。
男性は群れる、とくにどんな組織でも権力を持った男性は、むれるつるむ、そしてお互いの利益のために結束して、悪事をはたらくんだ。女性がひとりいるだけでそれを阻止するんだ、と。
僕がいるのは、たいした権力はない小さい組織ですが、それでも正面からこう言われると思い当たる節がありすぎて・・・ガーンんときてしまいます。すごくわかる。男性が男性同士、それも組織の中でつるむのは、安心感や共感、同情のためではなく利権を獲得するための悪事のためですよね。すごくわかってしまう。
そういえば「男たちの悪巧み」というタイトルを女性=首相婦人によって名付けられた、有名な写真がありましたね・・・。あの場合、女性は悪巧みを、悪巧みと認識しながら、それを煽っていたわけですよね。しかし、男が集まれば悪巧みははじまる。そのことは事実だなと、男の僕は思います。