ネットカフェでアサヒ芸能パラパラとめくってました。
基本的にひと目にふれると公序良俗には反するような記事が多い。見るに耐えない記事もあるし、一人でひっそりみないともうヤバいなという雑誌ですが・・・。
ただ、「めしばな刑事タチバナ」と「コージジ苑」は読みたくてたまにネットカフェで読んでます。ごめんなさい、雑誌買ってはいないです。
そこでコージジ苑なんですが、今回は「民主党の枝野さん」っていう中身で安倍首相風刺だったんですが、これが風刺としては切れ味がよくて、相原コージ先生さすがだなぁ、昔とまったく変わらないですごいなぁと、とてもいい気分になりました。下ネタの正しい使い方ってもうホントこうだなぁって。
要は安倍首相が風俗の領収書に「民主党の枝野」でお願いしますってオチなんだけど、面白いですよねぇ。実際、首相がやってきた民主党批判って罵詈雑言と単なる印象操作の粋をまったくでないものだから・・・。そういうくだらなさの本質がよく伝わる。相原コージ先生はいい意味で80年代から一ミリもずれてない。
でも笑いをめぐって時代のイデオロギーは確実に悪い方向に変わってきていると思います。こうした相原先生レベルの切れ味鋭い風刺が、エロという面で規制されるわけじゃなくて、悪ふざけの権力批判みたいなのが本当にやりづらい世の中になってしまった。権力を持ち上げる芸人ばっかりテレビでてねぇ。
もちろん、差別や偏見を許さないって言う意味ではむかしより今はすすんできている、そういういい面もかなりあるんだけど。権力と言論という関係は昔より随分後退してますよねぇ、危機感感じます。

サルまん 2.0~サルでも描けるまんが教室 2.0~ (小学館クリエイティブ単行本)
- 作者: 相原コージ,竹熊健太郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/06/27
- メディア: コミック
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