京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

アマプラで映画視聴123「沈黙のパレード」(7/10)、自白強要冤罪の逆パターン?

アマプラで映画視聴、123作品目は邦画の「沈黙のパレード」でした。個人的レーティングは7です。ガリレオシリーズだし、東野圭吾さんの作品って感じで普通に楽しめます。

天才物理学者・湯川学の元に、警視庁捜査一課の刑事・内海薫が相談に訪れる。行方不明になっていた女子学生が、数年後に遺体となって発見された。内海によると容疑者は、湯川の親友でもある先輩刑事・草薙俊平がかつて担当した少女殺害事件で、完全黙秘をつらぬき、無罪となった男・蓮沼寛一。蓮沼は今回も同様に完全黙秘を遂行し、証拠不十分で釈放され、女子学生の住んでいた町に戻って来た。町全体を覆う憎悪の空気…。そして、夏祭りのパレード当日、事件が起こる。蓮沼が殺された。女子学生を愛していた、家族、仲間、恋人…全員に動機があると同時に、全員にアリバイがあった。そして、全員が沈黙する。湯川、内海、草薙にまたもふりかかる、超難問...!果たして、湯川は【沈黙】に隠された【真実】を解き明かせるのか...!?(C)2022 フジテレビジョンアミューズ文藝春秋、FNS27社

 

 

テーマを自白、犯罪者の供述重視という日本の警察と司法の不備と考えると、けっこう面白いようにも思います。たしかにこういう面はあって、日本の冤罪のほぼすべてが「自白」によるものになっています。だったら重大犯罪を犯しても「罪」を自白しなければ「無罪」になるのでは?という現実に日本で大量におこってきた、罪を犯してもいないのに「自白」強要によって犯罪者にされてしまったパターンを逆に問うというのがテーマなのかな、とも思いました。現実にも「自白」がないために無罪となった例もありそうです…。ただ近年はDNA鑑定など科学的根拠の精度が飛躍的にあがっていますし、日本は監視カメラも異様に多い社会なので、さすがに捜査がここまで粗いことはないようには思うけど…。うーん、正直、湯川教授が優秀ってことより草薙刑事の能力がないのではないか、この人なんで警察なったん?ってちょっとみてて思ってしまいました。ちなみに僕は仮に殺されるに値するように思える人間(それ相応の恨みがある)だったとしても、その人を私的に殺してしまうのにかかわってしまえば、普通の人間にはやはり気持ち的に耐えることはできないと思えます…。