京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

アマプラで映画視聴53「切り裂き魔ゴーレム」、19世紀イギリスが舞台のサスペンスホラー

アマプラで映画視聴53作品目は「切り裂き魔ゴーレム」です。2018年の作品。イギリスに興味があるのと、引き続く雪の中、サスペンスが見たいと思いコレにしました

「霧に包まれるロンドンの街で、連続猟奇殺人事件が起こる。容疑者として名前が挙がった4人のうち、1人はすでに別の殺人事件で死亡していた。事件を追う刑事キルデアは、この人物が犯人であれば話は早いと判断し、この容疑者のひとりを殺害したという女の裁判に出向く」

ビル・ナイというイギリスの72歳の俳優が主人公。イギリスの初老の俳優が主人公の作品はそれだけで魅力を感じてしまう、今日このごろ。ROMEというドラマでカトーの役を演じていたカール・ジョンソンっていう俳優も好きです。そして、ダグラス・ブースさんはとてつもなく絵になるイケメン。彼が女装して演技するシーンが映像的にも美しくてすごく引き込まれてしまいました。

物語はあとから考えると、そうだよね、あのひとが一番怪しいよねっていうことは思うし、疑われた人物の大半はまったく怪しくないのも…最初からわかるんです。が、映像の見せ方がすごく上手で、そこに惹かれてしまい、あれこれ推理する間もなくすすんでしまいました。サスペンス好きの人はぜひ映像や演出に引き込まれすぎずに冷静にみてほしいと思います。大英博物館が舞台の一つなので、容疑者の一人がカール・マルクスっていうのもちょっと面白かったです。当時大英博物館に毎日通っていた哲学者。学生時代に読んだ「ルイ・ボナパルトブリュメール18日」は、いまだに好きな本の一つです。

僕としては最初から最後まで相当楽しめた映画でした。★5つ。この時代のイギリスがすごく好きなのもあるとは思うんですが…今回はネタバレなし!

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