京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

アマプラで映画視聴98は「マイブロークンマリコ」。ratingは7/10、永野芽郁さん好きなので見ました。

アマプラで映画視聴98作品目は「マイブロークンマリコ」でした。引き続きコロナウィルスによる自宅療養の中での映画。

ある日、ブラック企業勤めのシイノトモヨ(永野芽郁)を襲った衝撃的な事件。それは、親友のイカガワマリコ奈緒)がマンションから転落死したという報せだった――。彼女の死を受け入れられないまま茫然自失するシイノだったが、大切なダチの遺骨が毒親の手に渡ったと知り、居ても立っても居られず行動を開始。包丁を片手に単身“敵地”へと乗り込み、マリコの遺骨を奪取する。幼い頃から父親や恋人に暴力を振るわれ、人生を奪われ続けた親友に自分ができることはないのか…。シイノがたどり着いた答えは、学生時代にマリコが行きたがっていた海へと彼女の遺骨を連れていくことだった。道中で出会った男・マキオ(窪田正孝)も巻き込み、最初で最後の“二人旅”がいま、始まる。(C)2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会

(Amazonprimeより)

 永野芽郁さんわりと好きなので見てみました。ratingは7/10でとてもよかったです。こいいう映画は日本映画の最も得意とするジャンルだと思います。毒親に包丁を突き立てて遺骨を強奪する、鼻水を流して泣く、タバコを投げ捨てる、ブラック企業の上司の追及を悪びれもせず無視する、どの永野芽郁さんも、いままであまりみたことのない永野さんで、どれもよかったです。

日本社会の絶望感、残酷さも伝わります。毒親の父親をもったマリコが本当にこの国で救われる道はあったのでしょうか?この国はレールから外れてしまった人に絶望しか与えない国のような気がします。親の存在を子どもに強要する社会。罵声と怒号が飛び交うシイノがはたらくブラック企業。その労働環境の中でシイノは「強い」人なのでまだ悪態をつくことができますが、同僚の若手社員はただ神経をすり減らす日々…。

ちなみに毒親問題は日本では本当に深刻だと思います。こどもが親から離れても安心して成長できる施設が少なすぎる。僕は子どもにとって必要なのは、衣食住と自分が安心していられる場所だと思っているし、もし家庭が子どもにとってそうなってないなら、優先すべきは家庭じゃないと思っているので。