アマプラで映画視聴。今回で102作品目「ヴィナス戦記」でした。ratingは6.5/10
巨大な氷惑星の衝突をきっかけに、人類の移住が可能となった金星＝ヴイナス。移住から70年が経過した惑星では、大陸を二分するアフロディアとイシュタルという自治州同士によって戦争状態にあった。その一方で、惑星自体がかつての金星の姿を取り戻すかのように温暖化も進み、ヴイナスは政治と環境の両面において先の見えない状況に置かれていた。アフロディアに住む少年・ヒロはそんな閉ざされた未来に対する不満を、危険なバイクレース「ローリング・ゲーム」にぶつけて過ごしていた。そんな中、アフロディアの首都にイシュタル軍が電撃的に侵攻を開始し、ヒロたちの日常は戦火によって失われてしまう。 ©学研・松竹・バンダイ [SF/ファンタジー][アクション/バトル]
安彦良和さん監督のアニメ作品。安彦さんの思想というか、思いというのが一貫していることがよくわかる作品です。どこかアムロ的要素がある不良少年が主人公、若くて優秀な軍人はシャアっぽいです。安彦さんはテーマとして、戦争の理不尽さや悲惨さ、どちらの陣営を問わず軍人や政治家の傲慢さを描くのも一貫していると思います。それらと魅力的なメカを融合させて良質のアニメをつくるという感じかな。巨匠のルーツを知るという意味でも重要な作品です。
