京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

アマプラで映画視聴105「ザリガニの鳴くところ」。美しい湿地の映像と少女の半生

アマプラで映画視聴。久しぶりの今回で105作品目は「ザリガニの鳴くところ」でした。独断と偏見でのratingは6/10です。

1969年、ノースカロライナ州の湿地帯で、裕福な家庭で育ち将来を期待されていた青年の変死体が発見された。容疑をかけられたのは、‟ザリガニが鳴く”と言われる湿地帯でたったひとり育った、無垢な少女カイア。彼女は6歳の時に両親に見捨てられ、学校にも通わず、花、草木、魚、鳥など、湿地の自然から生きる術を学び、ひとりで生き抜いてきた。そんな彼女の世界に迷い込んだ、心優しきひとりの青年。彼との出会いをきっかけに、すべての歯車が狂い始める…。

美しい湿地の風景とそこで暮らす少女の成長の物語でした。家庭内で暴力をふるう最悪な父、街の人々の偏見と差別の意識、チェイスという裕福な家庭の青年のクズっぷりと純真なカイア。その中でも良心を持ち、偏見を持たずにカイアに接する人々の姿…話の中身はだいたいそんな感じでわりと淡々としています。裁判所のシーンなどはどんでん返しがあるわけでもないのですが…アメリカの裁判がでてくる映画をみていつも思うのですが陪審制というのは本当によくない制度だと思います。結局のところ最後は常に感情論、陪審員の心証が大事。本来は裁判というのは客観的証拠のみで判断せねばならず、それは素人には基本的には不可能なはずです。裁判制度で言えば、なんだかいろいろもやもやとするのも事実。しかし…原作はもっと面白いらしいです。