アマプラで映画視聴164作品目は「ピエロがお前を嘲笑う」でした。個人的レーティングは6/10です。ドラマを見ていた人むけで、見たいなかった僕にはちょっと入り込めませんでした。
警察に出頭した天才ハッカー・ベンヤミン(トム・シリング)。世間を騒がせ殺人事件にまで関与を疑われ国際指名手配をされた。そのベンヤミンが自ら語りだした――学校では苛められ冴えないベンヤミン。ピザ屋のバイトでも馬鹿にされ、想いを寄せているマリ(ハンナー・ヘルツシュプルンク)にもまともにアプローチもできない。そのマリのために試験問題をハッキングして手にいれようとしたベンヤミンだったが捕まってしまう。前歴がなかったため社会奉仕活動を命じられ、そこで野心家のマックス(エリアス・ムバレク)と知り合う。2人にはハッキングという共通の趣味が合った。マックスはベンヤミンの天才的な才能を見抜き、マックスの友人たちを交えて、破壊活動を行うハッカー集団“CLAY(クレイ)”を結成する。国内の管理システムを手当たり次第ハッキングを仕掛け、世間を混乱させ注目を集める。
僕は好きな映画でした。サイバーテロサスペンスって感じ。後半物語が加速して、どんでん返しが続きます。ネタバレはしないのでぜひみてください。何も持たなかった筈の冴えない青年の成長物語でもあるのかな…。映画で次々とつかわれるハッカーのテクニックはわりと面白かったです。これ結構現実のハッキング対策を考えるときも大事で、要はきちんとセキュリティーを組んでいたら、ネットだけでハッキングが完結することはあまりなくて、現実にはリアル世界のどこかに「穴」をつくる必要があるわけです。そしてそのリアル世界の「穴」というのは人間が運営する以上必ずどこかにうまれてしまいます。逆に言うと、もし今後すぐれたAIシステムがセキュリティーを24時間人間のようなスタイルで監視してコントロールした場合、人間の力でハッキングするのは極めて難しくなるかもしれません。面白いので、おすすめ映画です。