アマプラで映画視聴259作品目は「カレンダー・キラー」でした。個人的レーティングは7です。フランスでもそうだけど、ドイツのDVもかなりひどいものだなという社会的な告発を兼ねています。
クララは今日、自分の夫を殺すか自分が死ぬかの運命にある。彼女に究極の選択を迫るのはカレンダー・キラーだった。夜、“帰宅ヘルプ・ホットライン”にて、1人で家路を歩く女性たちの安全をサポートするジュールスの元に、クララからの電話がかかってくる。クララにとって生きる最後の希望となったジュールスは、時間との闘いの中で彼女を救うべく手を尽くす。原作は、セバスチャン・フィツェックによるドイツのベストセラー・スリラー。
謎解き、サスペンス要素も強いのでネタバレなしで感想を。主人公のジュールスは深夜に一人で歩いている女性が電話してきた人をサポートするボランティアをやってます。わりと役にたっているみたいです。ドイツは夜はお店とか全然やってないのもあるし、夜道の女性の一人歩きがかなり怖い社会だとわかります。そこから夫から酷いDVを受けている女性との電話になり。そこを中心に話がまわっていきます。クララは夫からかなりひどいDVを受けている上に、カレンダーキラーという予告殺人鬼に命を狙われているという最悪の状態…果たしてジュールスは彼女を助けられるのか?彼女は助かるのか、主人公の父親も協力して…という話で、楽しめました。ちょっと蛇足だなと思ったのが、DVという深刻な社会告発をテーマにしているので、DVを妻にするのをみんなで見て楽しむ高級ホテルの一室での変態紳士クラブみたいなのはいらなかったんじゃないかな…DVは一般的な問題だけど、さすがにあんなクラブみたいなのはないやろう、と。あんま知らないけど、ドイツでもないと思います…