京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

アマプラで映画視聴㉙「第9地区」、最後はグロテスクなエイリアンへの側にリアル感情移入

 またまたアマゾンプライムが僕に映画おすすめをしてきました。

 「第9地区」です。

 実はずっと、前から見たかったけど、見てなかった作品なんですよね。今回プライムになった瞬間にアマゾンが教えてくれたので視聴。

 宇宙船が地球に不時着、グロテスクなエイリアンもの、人類VSエイリアンの本格的SF作品・・・

 とみせつつ・・・

 エイリアンは「エビ」と差別的に呼ばれ地球上で難民となり、難民キャンプに押し込まれ、時には虫けらのように人間に殺されます。難民キャンプの中では人間のマフィアも跋扈し直接的にエイリアンからの搾取も横行します。さらにエイリアンの未知の技術や武器を大規模に収奪することを考える人類は、形式的な許可をとりながらエイリアンをさらに狭くて劣悪な環境の難民キャンプに押し込めての収奪の強化を考えます。おまけにエイリアンを拉致して(人体)実感をやっているのが人間側。そんな中エイリアンを難民キャンプに移送する計画の責任者に抜擢されたのが、本映画の主人公、という話です。

 結論からいいますと、かなり挑戦的かつ挑発的な作品です。不思議なもので2時間くらいのこの映画をみているうちに、だんたんと基本的にエイリアン側の視点にたっていきます。人類がエイリアンにおこなってきた、差別も収奪も虐殺も、すべて人類の歴史の中では、人類同士でおこなってきたことでもあるし、最初はリアルでなかったエイリアン「エビ」への人類の残虐な行為がみているうちにどんどんと視聴者の脳内でリアルなものに置き換えられていくという映画です。

 かつドラマ性はとても高い。必見の映画でした。見れてよかった・・・アマゾンプライム、ありがとう・・・。