京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

アマプラで映画視聴58「悪魔の手毬唄」、やはり演技と演出は超一級…

アマゾンプライムでの映画視聴

58作品目。

悪魔の手毬唄

視聴しました。

 

1977年の映画。

bungeling999.hatenadiary.jp

石坂浩二さんの金田一シリーズをまたも見ているわけです。ストーリはこの前みた病院坂〜よりもかなりわかりやすい。ここでもまた身勝手な男性に女性達が利用される、その因果が20年たって殺人事件につながってくるというお話です。明治から戦後少しまでの空気感というのはやはりよく伝わってきます。時代の空気感というのは、やはりその時代に近いものを見るのがいいでしょうね。「昭和の家族」が一般論として、モノが豊かではないけれど支え合っていたなんていうのは、後付の幻想です。妬み、恨み、誹り、戦前・戦後の日本社会はいまよりよほどそんな空気感が蔓延していたんだろうという空気感はよくわかります。前回はそうは思わなかったんですが、この時代(昭和中期まで)の人は、こんな理由で殺人を犯してしまうのかもしれません。貧しい田舎にとっては暗い時代です。情報伝達手段のない時代、人を騙すのも簡単だったんでしょうね…。いまふうに言えば、当時は田舎にいけばみんな「情弱」ですからね…。

それにしても…やはりこの時代の映画の役者と演技はすごくいい、演技に引き込まれてしまう。この役者の演技力はいまにはないと思います、本当にお芝居がうまい。カメラ技術(性能)や音響や映像の技術力、編集の力は単純にいまのが何千倍も上だと思うんです。そんな時代だから映画は役者の演技力にたぶんかかってきている、全力感が伝わってくる。

金田一シリーズ、まだまだ見ますよ。一番有名なあの作品をまだみてないですからね…。