アマプラ(Amazonprime)での映画視聴も毎週のように・・・。今回ばかりは・・・これを見れて月500円はあまりにも安い。文句なし★5つです。
まず、本作は純粋に映画として圧倒的に面白いという点、です。
白人至上主義で差別主義者のKKKを痛烈に批判するこの映画のわかりやすさ、メッセージ性は強烈です。並みの映画(監督)ならメッセージ性に重きを置くが故に、映画としての面白さが、多少なりとも損なわれることがあると思うのです・・・。
しかし、そこは、スパイク・リー
完璧です。黒人と白人のコンビで悪いやつら(KKK)を追いつめていく様は、リーサルウェポンなみのテンポと迫力、引き込まれてしまって、息をつくまもない!!そこに恋愛も絡む。詰め込んでくるなぁ、見ながら、全てが気になってしまう。これが映画だよ。この前グラスホッパー(実際★1つ)みたから、余計に思う。
映画の中では、KKKの大幹部が「アメリカ・ファースト」を何度も口にして、KKKの結束を強めている姿が、トランプと完全にダブり現代社会に突き刺さります。スパイク・リーの差別を憎むメッセージ、黒人達の運動への熱く、まっすぐな思い。もう、全部受け止めたい。アメリカの多数者(白人)による少数者への差別という悪夢が、トランプ大統領の登場によって、まさにいま現実だからこそ。
そして、日本も・・・中国や韓国、とりわけ在日韓国・朝鮮の人への差別には、この国生きるものとして恐怖を覚えています。日本の姿も・・・この映画に、まったくダブらせながら、僕は見てしまいました。