アマプラで映画視聴、今回は「ハングリー・ラビット(字幕版)」です。
シャッターアイランドも面白かったので。。。↓
適当にサスペンスをみてみようと思って・・・
結論…アメリカでつくるサスペンス映画だからといって面白いというわけでもない…。これはストーリーがひどい。もちろん映像とかはいいので、ハラハラドキドキしながら見れるけど…見終わったあとのむなしさがある。
以下、ネタバレ含みます。
まず、犯罪組織というのが、法でさばけない犯罪者を裁く自警団みたいな人たちなんだけど・・・主人公は妻が暴行されたことにより、復讐を持ち掛けてくるこの組織に復讐をお願いします。その殺人依頼には費用もなく、あとでちょっとした組織の手伝いをする、というだけでOK!!いくらアメリカには犯罪者があふれ犯罪の被害者が多いからといって、この方式で仲間を増やすには無理があります。たぶんこの方式では自警団が街のうわさになるのはあっという間です・・・さしたるルールもなく、片っ端から犯罪者の被害者にアクセスして犯罪者の殺害をおこなうゆるゆる自警団だということが最初から明らかになります。
さらに、主人公が普通の高校教師で指名手配中なのに、いとも簡単にいろんなところに出入りして証拠手に入れまくり・・・素人があそびみたいにこんなんできるんやったら警察はもういりません。
おまけに自警団、警察上層部にも食い込む組織で一定の大きさがあることはうかがえますが、実行部隊は少ないうえにしょぼい。素人の国語教師とおっかけっこして車にひかれて死んじゃう人とかまるで使えない。おまけに主人公を殺しにきたじいさんは、本当にただのじいさん・・・こんな組織でよくいままで殺人がやれたなと思うことばかり・・・。
さらにいろいろあって、主人公の奥さんは、組織の支部長みたいな敵役を銃で撃ち殺すのですが、とくになにごともなく撃ち殺せてよかったね、的な・・・エンディング。
見終わったあとには、もうなにも残らない感じ・・・強いて言えばアメリカってたぶん犯罪だらけで、結局自分の身は自分(銃)で守るみたいなふうにみんな思ってるんだろうけど、その先には人間の国じゃなく、この映画みたいにプチ修羅の国になるよって感じの感想でした。