京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

「エルピス—希望、あるいは災い—」第2話の感想。テレビとTVERで少し内容が違う!?

さて「エルピス—希望、あるいは災い—」の第2話の感想です。

www.ktv.jp

↓1話をみてすっかりハマってしまってます。

bungeling999.hatenadiary.jp

この2話ですが、結論から言うと、すごい決意で製作スタッフは臨んだと思います。ちょっと見たことないくらいド直球で問題提起をしてきました。ここまで正面から視聴者に問題提起ができるドラマをつくれるなんて正直すごいです。そして、これはもうドラマを制作しているプロデュサーや脚本家だけでできるものではないですよね?カンテレの中の人も含めて、いろんな人たちが支えてこのドラマは成り立っていると思う。テレビ局の、マスコミの中の人たちに感謝です!!!このドラマ、もう僕の中ではペンタゴンペーパーズも超えた(笑)。

それでいて、このドラマ、日本ドラマの面白さがつまっています。日本のドラマって人間の小さいところを見せるのがすごく上手だというのが僕の感想で、その人間の小ささの中に「真実」をみつけることができるというか。そして、シリアスな話でもきちんとエンターテイメント性を忘れないで、見ているものを安心させながら視聴させることができるのも日本のドラマのよさだと思ってます。

以下、ネタバレあり。

第2話では、番組ではボツにされつつも、長澤まさみが冤罪を調べはじめます。やっぱり手伝わせてくれという、眞栄田郷敦。権力とたたかう覚悟は全然できてないけど、手伝うことはできます!って堂々と言い切るところがみていて逆に清々しい。できる範囲でやれることをやる正義感って実は大事ですよね。偽善と言われたってやらないより絶対いいんだから。この物語のマスコミの主要人物たちは「権力とたたかう」ということをリアルに考えて、それでもたたかうと決めた長澤まさみがいるわけだけど。ここで眞栄田郷敦は、第三の選択肢を選択するという。「コイツ、馬鹿なのか?」と思いつつ手伝ってくれる人は必要と、真栄田君の申し出を受ける長澤さん。このあたりの描き方すごく好きです。でもドラマで明らかにされたように真栄田君は実は深いモノ(たぶん進学校でのいじめ被害)を背負っているんです。軽いように見える彼も重い過去があって決断をしている。ここもポイント。さて、そんな感じで2話も終盤へ。ここで、長澤さんがニュースキャスターを降板した本当の理由がでてきます。それは実は…政府の嘘をそのまま垂れ流す報道に自分の心がもうついていけなかったという話。ここでこのドラマは政府の「嘘」という中身で、震災後の福島がアンダーコントロールされているという中身と、東京オリンピックの報道、そこに安倍首相の映像をもってくるという演出。これはすごい、視聴者が予想している以上の中身での問題提起。ハッとさせられます。ホントすごい。ちなみにこのシーン、TVとTVERで少し中身が違うようです…。

ということで、来週も楽しみです。