アマプラで映画視聴91作品目は「V フォー・ヴェンデッタ」でした。個人的なratingは8/10。かなり高評価でした!!
”V”と出会い、自分自身についての真実をも知るようになったイヴィーは、図らずも“V”の協力者となり、自由と正義を取り戻す革命のために立ち上がったー。(Amazonprimeより)
いわゆるデストピアものです。映画としても迫力や見せ場も多くとても面白いです。主人公がかなり少な目の世界系っていう面もあるので、あまり混乱せずにみることができます。
興味深いと感じるころは、イギリスが独裁国家になるという設定の部分です。これっていま見るとリアリティあるよなぁ。独裁国家というのは民主主義の先進国でも十分になりうる可能性ってありますよね?
近代の世界で他に類を見ないレベルの独裁者ヒットラーを生んだドイツは当時ヨーロッパでもすすんだ民主的な要素を持つワイマール憲法をもった民主国家でした。正当な選挙結果する否定し、民主主義破壊をすすめたトランプという大統領を選んだのはアメリカの国民そのものでした。残虐なウクライナへの侵略戦争に突然踏み出したのは、ソ連ではなく、選挙という仕組みのあるロシアの大統領、プーチン…。ひとりひとりが考えることを放棄し、為政者のすすめる安直な考えに乗っていくとその先には現在は民主主義国家でも「独裁」国家に変わる可能性は十分にある、ということを示すような映画でした。いろいろと現在につながるテーマを含む映画でおもしろかったです。