京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

「第2話 呪いのモビルスーツ」(ガンダム 水星の魔女)の 雑感‐家族主義を乗り越える‐

機動戦士ガンダム 水星の魔女」を見始めました。「第2話 呪いのモビルスーツ」の雑感です。

10月2日から公開されているテレビアニメガンダムシリーズ最新作。アマゾンプライムで視聴できます。が、アマゾンプライムでの視聴はテレビなどから4日遅れとなります…ちょっとジャンプが発売日に届かない離島に住んでいる気分(笑)。

第二話までみて、このYOASOBIの「祝福」を見ると、あらためてかなりアニメのストーリーとリンクしている曲だと思います。

さて、第二話ですが、「決闘」には勝利したスレッタですが、当然すんなりと勝利とはなりません。なにせガンダムそのものが「呪われた技術」であり封印されている筈だからです。また大企業の御曹司にあっさり勝利ってのも認められないようです…。

さて、2話までみて世界観がだいぶはっきりしてきました。まず、この世界は宇宙開発が大きく進んで、かつ財閥(コングロマリット)のような圧倒的数の企業群を束ねる存在が国家以上の力を持って好き勝手やっている世界だということです。そこには民主主義は存在せず、企業群を支配している代表が圧倒的決定権を持つということ。おまけに超のつく家族主義です。デリングという財閥総帥みたいな人が絶対権力を持ち「力がある」という理由で独裁者としてふるまうことが可能です。ただこの力の源泉はちょっとわかりずらく「ヘゲモニー」にあるみたいです。実際この2話でわかるのですが、この企業群の傘下にある水星の企業は好き勝手やっているようですし。

そこまで考えてわかりました。そうなんですよね、これは家族主義や独裁、上の世代が勝手に決めたルールを押し付ける、そうした理不尽な世界を新しい世代がのりこえ、つくりかえるという「革命」の物語なんじゃないかな?

余談ですが、初期ガンダムが成立した時代(1980年代)には人類は人口爆発を抑えきれず、技術革新を重ねて早晩宇宙にでるしかない、という仮説はにリアリティがありました…ところが今は違います。もしこのままの資本主義(世界)が続けば、人類は2080年くらいをターニングポイントにして人口減社会に入り、その後100年でかつて経験したことのない急速な人口減をむかえることはほぼ予想として確定しています。だから、私たちは現代の人類的課題である温暖化をクリアーできれば宇宙にでる必要はありません。逆に言うとそんな短いスパンの人類的課題すら解決できないレベルでまだ人類が「幼い」のがとても残念です。

人口減については…僕は子育ての負担を「家族」に押し付けているような歪な資本主義社会では絶対に止まらないと思ってます。その意味では、先進的なフェミニストの主張は完全に正しいと思う。正直、日本の自民党政府の家族観は非科学的すぎて話になりません。戦前の「家族」主義とか持ち出す人はまともに何かを考えたことがない人だと思ってます。