京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

アマプラで映画視聴96「アナザーラウンド」。ratingは6/10、デンマークとアルコール問題。

アマプラで映画視聴、96作品目は「アナザーラウンド」にしました。時々Amazonprimeを使って、あまり知らない国の映画を意識的にみるようにしてます。日本、韓国、中国、米国までは、何も意識しなくても目に入る。イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、くらいまではちょっと意識すれば見ることはできるんですが…それ以外の国の映画になるとわりと意識しないとなかなか目にはいらない気がします。

冴えない高校教師マーティンとその同僚3人は、ノルウェー人哲学者の「血中アルコール濃度を常に一定に保つと仕事の効率が良くなり想像力がみなぎる」という理論を証明するため実験をすることに。すると、これまで惰性でやり過ごしていた授業も活気に満ち、生徒たちとの関係性も良好になっていく。同僚たちもゆっくりと確実に人生がいい方向に向かっていくのだが、実験が進むにつれだんだんと制御不能になり-。(C)2020 Zentropa Entertainments3 ApS, Zentropa Sweden AB, Topkapi Films B.V. & Zentropa Netherlands B.V.

という映画です。面白かったかな、レーティングは6か7。演技はみんなうまいなぁと思いました。主演はマッツ・ミケルセン、正直言えば詳しくは知らなかったけどこの人は一応知っています。カッコいいです!コミカルなタッチですが、アルコールの怖さというのも伝わってきました。それでも最後までお酒を飲むというの(日本人には)はちょっとよくわかんない感じでしたが…映画の内容は興味ある人はみてもらうとして、この映画は、デンマーク社会のかかえる問題の提起という意味もあると思います。

 というのも、デンマークは飲酒について異様に寛容で、飲酒が16歳から認められていて、高校生も含めてみんな「飲む」世界。そして飲酒しながら仕事というのも普通にある世界らしい…。そして当然ながらアルコールの依存症も増えるという、つまり国民的に大きな社会問題なんですよね。そういう風土だからこそ教師が飲酒で活力を取り戻すという日本では考えられない設定にも一程度のリアリティーが出るのだと思います。映画を通じて知らない国のことを調べて少し知るのはちょっと楽しいですね。

 それと映画の途中で、ジョンソンやクリントンエリツィン旧ソ連のメンバーなど各国の首脳が明らかにお酒を飲んで上機嫌の状態で公務をこなす姿をまとめているシーンがあってこれは結構面白かったです。リアリズムでこういうの見るのも大事ですね。

やっぱりファイヤースティック買ってよかった~↓