京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

アマプラで映画視聴120「新しき世界」(7/10)、ヤクザと警察、悪いのはどっち?

アマプラで映画視聴、120作品目は韓国映画の「新しき世界」でした。王道のやくざ映画で、ヤクザと警察、悪いのはどっち?という作品。王道の潜入捜査ものです。深町秋生先生の「ヘルドッグス」とかと同じ。深町先生の小説はこれの影響はあるとは思います。

韓国最大の犯罪暴力団組織"ゴールドムーン"の会長はある日不慮の事故で命を落とし、新たなトップ候補としてチョンとジュングが選ばれた。しかし、チョンの右腕として行動しているジャソンは、潜入捜査官として8年間もの間組織を調査し続けている警察官だった。激しい後継者争いが勃発すると、ジャソンの上司であるカン課長は、このまま一気に組織壊滅を狙えるチャンスと捉え"新世界"プロジェクトを決行するのだが…。(c) 2012 NEXT

警察とヤクザ本当に悪質なのはどっち?というテーマは社会が不安定な段階ではずっと問われていたテーマでもあるように思います。両方とも暴力装置でもある国家と暴力団は、社会の混乱期には持ちつ持たれつの関係性を持ちます。日本でも80年代くらいまでは暴力団が普通に行政と癒着したり、警察側が暴力団を利用したりという関係性がありました。おそらく韓国社会も似ていると思います。日本では暴対法の施行がその癒着をたち切る一つの転換点にはなったように思います。最近のドラマでは自衛隊諜報機関や警察の公安部門、つまりスパイ機関を「国を守る」存在として描く傾向もあるみたいですが…これは現実にはほとんどないフィクションです。スパイ機関の「汚れ」仕事の目的のほとんどが国を守るのではなく時の権力者と自分たちを守るためだったことは事実からみれば古今東西どの国でも共通だからです。

蘊蓄的な話は別にして…暴力団映画としては、文句なくおもしろいです。日本の暴力団映画がどんどん面白くないものになっているのと真逆ですね。キレのある役者の演技っていうのも韓国ならでは。基本的にみんな徴兵を体験しているわけですからね…そりゃヤクザの演技はうまいヤツばかりです。やくざ映画好きな人は文句なくみてほしい!

アマゾンファイヤースティックのリモコンの調子が悪くて…チューナーレステレビに切り替えようか少し迷ってます。