京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

アマプラで映画視聴「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」(8/10)、とてもよかった。

アマプラで映画視聴、113作品目は「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」でした。個人的レーティングは8/10、ウーマントーキングに続いて、これもかなりの出来の映画です。

映画プロデューサーのハーベイ・ワインスタインによる性的暴行を告発した2人の女性記者による回顧録を基に映画化した社会派ドラマ。

内容は有名なハーベイ・ワインスタイン悪事を描いていく記者の物語。粘り強い努力による記者の記事があり、#ME TOO 運動がはじまりました。最初は女性記者2人も「特権的な立場の芸能界で起こっている特別なことだから、記事としてとりあげる価値があるのか?っていう」考えだったのですが、取材するうちに変化していきます。そして…予想以上に悪辣な事実が掘り起こされていきます。事実を目の前にして、社会の中でもっと弱い女性たちはもっとひどい目にあっているはずだと気づいていき、このことを取り上げることの意味も深めていきます。どうしてこんな事実が隠ぺいされるのか?司法制度が被害者でなく、加害者を守っている重たい事実にもつきあたります。ワインスタインは本当に醜悪で、実は彼の側近の男性も彼の女性へのセクハラを苦々しく思っていたわけですが、「仕方ない」「レイプとまでは言えない」と誰も声をあげていなかったわけです。記者の努力は最終的にはそうしたワインスタイン側近たちの裏での協力にもつながります。そして…記事をきっかけに上がり始めた声は世界を動かす運動につながっていく。なるほどすごいなぁと思ったのは、この女性記者二人は、取材対象に嘘をついたりごまかしたりしないんですね、厳しい事実もつきつけるし、中途半端な約束はしない、けれど粘り強い努力で信頼関係をつくっていく…プロだなぁって思いました。日本の記者にこういう人が何人いるか…最近では相澤冬樹さんを思いつきますが…

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