京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

アマプラで映画視聴110「サタデー・ナイト・フィーバー」70年代アメリカ(7/10)

アマプラで映画視聴110作品目は「サタデー・ナイト・フィーバー」です。1978年の大ヒット作品。今見るといろいろと荒くて酷いところもある作品ですが、1970年代のアメリカの青春グラフィティ作品…独断と偏見によるレーティングは7/10。ここからヒット曲が連発された作品なので、リアルタイムで見た世代ではないですが、曲がかかるとテンションは上がります。

 

 

週末にディスコで踊るくらいしか楽しみがなく、将来への展望もない、少し鬱屈したブルックリンの若者達の行動がよく描けているのではないでしょうか?仲間の一人が襲われかなり派手に暴力的な報復行動にでるものの…報復する相手集団をあまり確認せず結局は間違えたかもしれないという無茶苦茶な部分なども、当時の雰囲気をなんとなくリアルに伝えているのかなと思ったり…。以下、ネタバレも含めて…

主人公にあこがれつきまとう女の子はあまりにかわいそうで救われない気持ちになりましたが…。そんな中でも主人公は「何か」になろうともがいています。他の仲間と違い、情熱を傾けるようにダンスに真剣に向き合っています。仕事も真面目にやってます。ヒロインの位置づけはいまみるとよくわかりません。中身のない上昇志向を持っているヒロインの空疎さに主人公も気が付いているのだろうけど、しかし、結局最後主人公が目指すのも中身のない空虚な上昇志向になっています。練習を重ねた自慢のダンスは、最後プエルトリコ人のダンスに簡単に打ち砕かれます。結局のところ映画では主人公はダンスで何者にもなれないのです。主人公を演じた俳優のトラボルタとは違います。格差社会アメリカ、中身の定まらない成功願望を持つアメリカ、差別社会アメリカ…圧倒的な情熱と欲望が渦巻くニューヨーク。70年代アメリカの映画でした。

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