京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

アマプラで映画視聴128「返校」(7.5/10)、加害者であるということも考える…

アマプラで映画視聴、127作品目は邦画の「返校 言葉が消えた日」でした。個人的レーティングは7.5/10です。

1962 年、独裁政権のもと国民のあらゆる自由が制限されていた台湾。放課後の教室で、いつの間にか眠り込んでいた女子学生のファン・レイシン(ワン・ジン)が目を覚ますと、なぜか人の姿が消えて学校はまるで別世界のような奇妙な空気に満ちていた。校内を一人さ迷うファンは、秘密の読書会のメンバーで彼女に想いを寄せる男子学生のウェイ・ジョンティン(ツォン・ジンファ)と出会い、力を合わせて学校から脱出しようとするが、どうしても外へ出ることができない。廊下の先に、扉の向こうに悪夢のような光景が次々と待ち受けるなか、消えた同級生と先生を探す二人は、政府による暴力的な迫害事件と、その原因を作った密告者の哀しくも恐ろしい真相に近づいていく──。 © 1 PRODUCTION FILM CO. ALL RIGHTS RESERVED.

実は、むかしアンドロイドでゲームになったときちょっとやってみたのですが、その時はわりとすぐにやめました。なんかやってたら時間かかるなと思ったのとあんま面白くなかったので…。みてみて逆に映画はとてもよかったです。小説や映画からじゃなく、まずゲームからこういう重たいテーマのあるものが投げかけられて、それが受けるという…台湾世界の底の深さをみせつけられます。これが小説や映画が原作なら普通なんだろうけど、そこがゲームからと逆転しているところに文化的豊穣があるというか…。

さて、若干のネタバレを含めて書いておくと…物語は独裁政権下の台湾、長い戒厳令下の社会の暗部を加害者・被害者視点でけっこうガッツリ描いています。そこにフィクション的な恋愛のお話をちりばめながら…現実の密告者がこんなに無自覚なものなのかどうか僕にはちょっとわかりません。ただフィクションとは言えこの物語が持つ加害者視点は物語に謎を持たせ、面白くしているカギだと思います。これをみて思ったけど、日本の歴史の場合、被害者であることと同時に加害者であるということに焦点をあてるのはとても大事だと思うんですよね…僕が怖いなぁと思うのは、中国や韓国やアジアの国々たいして、加害者視点がまるでない意見がけっこうまかり通るようになってきたことです。日本社会も戦前の社会は加害者視点でもっと描かれる必要あるなと最近思う。そういう態度で謙虚であることが、結局は平和な世界をつくることにつながるのではないでしょうか?