京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

アマプラで映画視聴132「ゆれる」(8.5/10)、今月は西川美和監督作品を見る月

アマプラで映画視聴、132作品目は「ゆれる」でした。個人的レーティングは8.5/10です。ストーリーも演技もカメラワークもさすがの名作映画と言ったところでした。エンディングも考えさせらるもの、これぞ映画ですね。

東京で写真家として成功した猛は母の一周忌で久しぶりに帰郷し、実家に残り父親と暮らしている兄の稔、幼なじみの智恵子との3人で近くの渓谷に足をのばすことにする。懐かしい場所にはしゃぐ稔。稔のいない所で、猛と一緒に東京へ行くと言い出す智恵子。だが渓谷にかかった吊り橋から流れの激しい渓流へ、智恵子が落下してしまう。その時そばにいたのは、稔ひとりだった。事故だったのか、事件なのか。裁判が始められるが、次第にこれまでとは違う一面を見せるようになる兄を前にして猛の心はゆれていく。やがて猛が選択した行為は、誰もが思いもよらないことだった──。(C)2006『ゆれる』製作委員会

オダギリ・ジョーと香川照之の主演の演技がすごい映画と言われてるのは知ってましたが、まだ見てなかったのでアマゾンプライムでみました。先に「すばらしき世界」を見ているので、恥ずかしながら「ゆれる」が西川美和監督の作品だと知ってアマゾンプライムですぐに見た感じです。以下、ちょこっとネタバレありで感想。

さらっとみているとわからないけど、あとから振り返るといろんな仕掛けがちりばめられています。見た後に他人の感想ブログをみてその人の解説で深まったんですが、猛が智恵子と再び関係を持つシーン、さらっと見るとお葬式で田舎に帰ってきた猛の側の元カノとの軽い「遊び」に見えるんだけど、ちゃんと見ると違うんですよね…。最初は猛の方は懐かしさもあったけど声をかけるのも踏みとどまっていた中で、智恵子の方が暗に猛に嫉妬心を起こす行動をし巧妙に誘っているという関係。このストーリー、ほんとよくできてます。映画と関係ないけど人間の関係ってホントに難しいよなぁと思うアラフィフの今日この頃です(笑)。もっと感情をコントロールして冷静に生きれればいいんでしょうけどね、いまだ反省ばかりの日々だよなぁ。年をとればとるほど、その場で修正きかなくて反省することが増えてる気がする。自分で思うけど人間アラフィフになるとなんだかんだとわかった気になってる時があって危険。今日もぼちぼちがんばります。