ここのところアマプラで見ていたのがコレ。
BBC作成のザ・ローマ 帝国の興亡です。
ローマについてはここんとわりと興味があって・・・
予備校の世界史講座(ユーチューブ)をみて事実の補強をしながらドラマをみていくという感じです。
上記のローマが、カエサルの登場からオクタヴィアヌスが権力を掌握するまで、つまりローマ初期、皇帝の登場までを、おもいっきりドラマとして描いているのに対して、こちらの「ザ・ローマ 帝国の興亡」の方は、ローマの興亡を俯瞰するという作品。
「ローマ」の方はわりと完全な娯楽作品ですが、こちらは単純な娯楽ではなく全体を俯瞰してみると一定(あくまで一定)の正しい知識を得ることができるという作品です。ドラマを見ながら世界史テキストを眺めていくと、一通りのローマの歴史の流れはわりとすんなり頭に入ってくるとは思います。
ちょっとおもしろかったのは、エルサレムをローマに攻められるユダヤ人もコンスタンティヌスに倒されるマクシミアヌスも、最後は、ちょっと浅はかすぎるやろという自滅的な描き方・・・この脚色を書いた人は負けた側は基本「まぬけ」的な描き方を好むようにも思いました。
ちなみに「ローマ人の物語」もいま読書中です。
ローマの歴史というのはヨーロッパの歴史そのものでもあるんですよね。
しかし、古代のローマや中国の物語がこんなに豊かに語られる背景にはやはり、文字と文献の存在が大きいですよね。それらがあるから、ローマや中国に関していえば、2000年以上前の物語をわたしたちは現代のことのように生き生きとしたドラマにすることができる。