京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

アマプラで映画視聴㊶「祈りの幕が下りる時」

アマゾンプライムで評価が高かったので視聴しました。あと彦根が舞台になってるので、見てみようかなと思いました。ちなみに彦根はでてきますが、物語にとっては実はたいして重要な場所ではないです。若い刑事から妙にとってつけたような琵琶湖観が語られます…。

 

 

率直に言って面白かったです。

阿部寛松嶋菜々子の演技はさすがですね、これは。ずっと見ていても飽きない演技をみせてくれます。阿部寛が演じる刑事の主人公が殺人事件の捜査をきっかけにして自分の親について調べて、そして深めていく物語。殺人事件ものですが、家族とか人と人とのつながり、絆がテーマの作品という感じです。アマゾンプライムで星4つついてたのもわりとわかる。東野圭吾さんの作品をよく映画化しているようにも思います。ちょっと蕎麦を食べるシーンなんかもあんま意味はないのだけど、阿部寛さんだとなんか魅せてきますね。

 

以下、ほんのちょっとネタバレと違和感について。

 

主人公級以外の人の扱いがちょっと雑で酷いなと思います。とくに無残にも殺されてしまう方々。下世話な同級生が殺されてしまうわけです。その殺人事件が物語の出発点なので話の作り上、これは仕方ないのですが、ラストまでみて、いやいや、あの人殺したらあかんで!!文句無しで、言い訳のきかない完全な犯罪者なるよ…あの親父はかなりのサイコパスやで…という感想をもってしまいました。

そもそもこの親父、娘を守るために簡単に人を殺し過ぎで、こんな危ない人物を「いい人」とは到底思えないです…もちろん、物語の綻びが見える出発点を殺人事件にする必要はあったとは思うのですが…これ見方変えれば自分の親は殺人者と付き合ってたって話ですからね…理由の如何じゃなくそこは救えねぇ。

 

 

そういえば東野圭吾さんの作品では、この容疑者Xでもなんの罪もないホームレスを殺してました。トリックのためならOKですが、現実の世界ではどんなことがあっても誰かを守るためといっても…なんの罪もない無関係の人殺した時点で、そいつも同じレベルのただの殺人者です。ってことは言っておきたいです。