京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

鴨川でぶらり。「脱構築」とか考えてた頃を思い出す。

暖かくもなってきましたね。日中暑いくらい…鴨川をぶらり。

やっぱりこの景色好きだなぁ。学生時代、本を読みにひとり鴨川に来たことある人は多い筈。こういう場所はずっと残しておきたいです。無料でいろいろなことができる場所がたくさんあるってことが豊かな社会の条件の一つです。

あの頃読んだ本も思い出します。構造主義が流行っていて、賢い学生たちの真似をして僕も眺めてました(笑)。あんまり意味はわからなかったなぁ。「脱構築」なんて言ってたら社会をわかったような気になる大学生(笑)。

たぶん、60年代70年代の「革命」という物語があり、学園紛争のなくなった80年代90年代に構造主義やネオマルクス主義などの物語があった。ソ連・東欧の崩壊という世界史的な転換点の中で、世界はどう変わるべきかは模索をしてたわけですね。

それから30年、世界はあのときよりも混乱してます、でも変わらなきゃいけないということはより明らかです。いまの若い人は昔の学生のような「思想」先行ではなくて、運動はもっと具体的で要求は鮮明です。それは地球環境を守るための脱炭素社会の実現であり、核兵器の廃絶であり、選択的夫婦別姓の実現であり、なんだか大きな展望がそこにはあるような気がしてきました。では。