京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

アマプラで映画視聴152「スパイの妻」(6.5/10)、架空の人物の戦争モノ

アマプラで映画視聴152作品目は「スパイの妻」でした。個人的レーティングは6.5/10です。架空の人物の設定ですが、731部隊もテーマです。黒沢清監督作品。

1940年、神戸で貿易商を営む優作は、赴いた満州で偶然恐ろしい国家機密を知り、正義のため、事の顛末を世に知らしめようとする。聡子は反逆者と疑われる夫を信じ、スパイの妻と罵られようとも、その身が破滅することも厭わず、ただ愛する夫とともに生きることを心に誓う。太平洋戦争開戦間近の日本で、夫婦の運命は時代の荒波に飲まれていく……。(C)NHK, NHK エンタープライズ, Incline, C&I エンタテインメント

監督は黒沢清さん。日本を代表する人のひとりですね。何作かみたことあるけど怖い系がわりと多い印象。

映像や表現に監督らしさというのはすごく出ていて、ホラー系好きな人にもおすすめです。監督らしい映像表現と、役者の名演も楽しめます。演劇っぽい演技とちょっと荒唐無稽な話の進め方も好きな人には好きだと思います。そもそも最初に妻のとった行動がおいおいって感じでした…これが思慮深い?のかな。ある意味もうこの時点でどこか病んでいる気も…。物語は名前こそ出てこず架空設定ですが日本軍の731部隊の悪魔の所業を知ってしまった主人公がそれを国際問題にしようとする、というテーマなんですが、現実の731部隊特高警察(物語内では憲兵?)の本を読んだことのある人にとっては逆に少し物足りない面あるかもしれません。731部隊(日本軍)のやったことはこの架空の物語よりもさらに悪逆非道ですしね。

あと拷問以外はわりと甘々な感じの憲兵特高警察)って感じもしました…。おいおい主人公サイドの計画、ここまでとんとん拍子にすすまないだろみたいな…。東出昌大さんが憲兵を演じていて、いかにも東出さんらしい名演技で好感もてますが、現実離れはしてます。それが東出さんのいいところでもあるけど。終戦直前の神戸の精神病院らしくところで、どう見てもかなり美味しそうでボリュームのあるお饅頭が食事で、なんかけっこう自由に会話できるまともな人間の集まりになっているところとかはちょっと笑えました。しかし、この映画のテーマは「愛」みたいな感じのところもあるし、許容範囲。731部隊を扱うというのはテーマとしては興味深く面白かったです。