京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

アマプラで映画視聴217「パリ、テキサス」(9)、家族探しほろ苦ロードムービー最高傑作

 

アマプラで映画視聴217作品目はビム・ベンダース監督の「パリ、テキサス」でした。個人的レーティングは8.5/10です。この映画とビム・ベンダース監督は僕らの世代では超有名ですよね。僕も高校生の時「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」などすごいすごいとわかりもせず言っていた記憶があります。しかしいま再視聴していえることは、高校生の時は、この映画の意義は何もわかっていなかったということです(笑)。いま見たらむちゃくちゃ素晴らしい映画だと心から思いました。この余韻…。

4年前に失踪した中年男トラビスが、テキサスで発見された。弟のウォルトは妻アンヌと暮らすロサンゼルスの自宅に、記憶喪失の彼を連れて行く。そこにはトラビスの7歳になる息子ハンターが同居していた。ぎこちない再会を経て、ふたりの間に次第に親子の感情が蘇る。そしてトラビスは行方不明の妻ジェーンを探すため、ハンターを連れて旅に出る。(c) 1984 REVERSE ANGLE LIBRARY GMBH ARGOS FILMS S.A. and CHRIS SIEVERNICH PRO-JECT FILMPRODUKTION IM FILMVERLAG DER AUTOREN GMBH & CO. KG LOGO REVERSE ANGLE

 

 冒頭はわりと衝撃的です。砂漠の中で水を求めて彷徨う中年男、小さなダイナーのようなお店で倒れて…というところから話ははじまります。この中年男トラビスが主人公。当初は記憶も曖昧ですが、弟に引き取られ、自分が失踪して以来弟夫婦が育ている7歳の息子と暮らすうちに記憶もよみがえり、息子とともに妻を探す旅にでる…という話です。冷静に考えるとこの中年男トラビスも妻のハンターもダメダメな感じで、逆に弟夫婦が立派な人で兄の子どもを本当の子どものように愛して育てながら、事実はこの息子に伝えています。ただ映画では、それぞれの主人公たちの複雑な感情を、多くを語らず映画的にみせることで視聴者に伝えていきます。いかにも映画、これぞ映画、映画ならでは、という映画でロードムービー最高傑作であることは間違いありません。感情の機微が手に取るように視聴者にはいってくる。まぁ高校生の時は僕にははいってきませんでしたが…そいいう意味では大人向け、大人の映画です。ビム・ベンダース監督最高!!XIAOMIの完全ワイヤレスイヤホンがアホみたいに安くて価格ぶっこわれ系。この価格だと予備にもなりますね。