京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

アマプラで映画視聴100「犬王」。ratingは7/10、意欲的なアニメで面白かったです。

アマプラで映画視聴の100作品目は「犬王」でした。3年ぐらいで100本の映画、紹介してないのもあわせると130本くらいは3年でアマプラで映画をみてあます。これに加えて、アニメドラマが20作品はみてるから…ざっと年間ペースで80本くらいの作品をアマゾンプライムで見ている計算。これが多いのか少ないのかはわかりません…。

 

 

犬王というのはネットで検索して知りましたが観阿弥と同世代の可能性あると言われている実在の人物で猿能楽の人。実在であるし、大活躍したことは間違いないんだけど、その猿能楽の中身は一切残ってないし、どういう経歴でどういう人物だったかも不明。足利義満の庇護を受けた人物ということはわかっている。

こうした実在の人物がテーマのアニメということでいろいろ意欲的なアニメーション作品でした。映像としても楽しいし、ライブシーンに力をいれている映画向きの作品でもあります。ちなみに実在の人物で大活躍したことはわかっているが、中身は不明ということだと解釈の自由度は高いので面白いですね。ある程度いろんなことがわかっている人物だと、そこからあまりにもかけ離れた人物像になってしまうとやっぱりちょっと引っかかるものあるし。

オカルト系の要素も強い作品ですが、そこは室町時代の京都の都がテーマということでオカルト的要素が似合う時代でもある。京都の都が歴史上もっとも荒廃した応仁の乱まではもうあと少し…この時代、京都にとって繁栄を享受している時代ではなく衰退と没落にむかう過程の時代ではあったと推測します。ライブのシーンは楽しいですが、テレビで見るには少し長すぎたかな(笑)。映画館なら迫力あったと思います。

全体的に萌え系のアニメが主流になる中で、そういう要素を打ち消したこういうアニメは意欲的でもあるし評価できると思います。アニメアニメしたアニメだけだと狭くなるのも事実。日本のアニメはもっといろんなものに挑戦してほしいし、中身も含めてそういう可能性もみえたいいアニメでした。