アマプラで映画視聴、134作品目は「ディア・ドクター」でした。個人的レーティングは7/10です。アマゾンプライムで西川美和監督作品を見る月、4本目。
山あいの小さな村。唯一の医師として人々から慕われていたひとりの医師が失踪した。警察がやってきて捜査が始まるが、驚いたことに村人は、自分たちが唯一の医者として慕ってきたその男について、はっきりした素性を何一つ知らなかった。やがて経歴はおろか出身地さえ曖昧なその医師、伊野の不可解な行動が浮かびあがってくる――。(C)2009『Dear Doctor』製作委員会
およそ半月で同じ監督の映画4本みることもあまりないかな…西川美和監督の作品は伏線もオーソドックスでとてもわかりやすいと思います。このある種の「わかりやすさ」が魅力なのかもしれません。この映画も大きく予想外のことは何もないのに見ていて飽きないし、引き込まれるし、とても面白いです。時系列の入れ替えがとてもうまく使われるのも特徴ですね。4本目ともなると映画の共通点もよく見えてきます。そして、当然ですが最後は視聴者にきちんと問題提起をして考えさせる作品です。医療とは？治療とは？人と人とのつながりとは？それにしても笑福亭鶴瓶は力がありますねぇ。この人は本当に演技力以上に人柄がにじみ出ている感じがする。この映画のラストのシーンはとても好きです。この映画も面白かったです。
